FictionJunction「stone cold」の概要
「セイクリッドセブン」が曲調に影響した?
「セイクリッドセブン」は、特殊能力を持つ少年少女が敵と戦う王道のアクションアニメです。
舞台はファンタジーやSFの世界ではなく、現実によく似た日本です。そのため、「平穏な日常を取り戻す」こともテーマになっているんですね。
実は、FictionJunctionの「stone cold」は、アニメ「セイクリッドセブン」の世界観に合わせて作られた曲なんです!
電子音の多用
「セイクリッドセブン」の雰囲気が「stone cold」の曲調に反映されているのは、電子音を多用していることから明らかです。
どういうことかと言うと、テンポの良い戦闘シーンが特徴のアニメですから、テンションが上がる電子音中心のメロディーなんですね。
「stone cold」の歌詞を解説!
アニメ「セイクリッドセブン」の設定は、「stone cold」の歌詞にも反映されています。
このアニメは、宇宙からやって来た7つの石に触れた人間が特殊能力を発現し、善と悪に別れて戦う物語です。
だから曲名も「stone cold」なんですね。
「stone cold」の歌詞は、アニメのストーリーをなぞるように進行します。
石のような心
頑な心のままで
石ころは何処まで行ける
砂のように脆く崩れる
一文字も読めない未来
don't believe in action
ただ前に進むだけじゃ見えない
show me your emotion
言葉に出来ないものを下さい
一粒の冷たい石に
秘められた熱もあるだろう
どうせなら勝ちに行きたい
何もかも見えない未来
出典: stone cold/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
「頑な(かたくな)な心」とは、アニメの主人公・丹童子アルマの心情を表現しています。
彼は石に触れたことで力を手に入れましたが、人々を傷付けてしまい、心を閉ざします。
しかし、少女・藍羽ルリと出会ってことで、力を「悪石」との戦いに使うことを決意します。
アニメに限らず、自分から心を閉ざしてしまう人は多いのではないでしょうか?
しかし、「石ころ」のような心のままでは、未来への展望を開くことはできません。
たとえ心を開いても、がむしゃらに前に進むだけでは行き詰まってしまいます!
だからこそ、熱意を持って「勝ちに行く」ことが重要なんですね。
未来が見えないのは、当たり前です。自分で作らなければならないのですから…。
you are my illusion
空っぽのままの心でもいい
show me your addiction
閉ざされた夢を探して
勢い任せで掴んだ手が
きっと君を変えてくsignal
会いたくて 飛んだって
落ちて行くけれど
もう一度空を目指して
放り投げる想い全て
泣いたって 分け合って
君が笑うまで
一粒の涙の為に
石ころはひび割れて行く
夢一つ守れるのなら
砕け散る意味もあるだろう
出典: stone cold/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
とはいえ、何かに熱意を持とうとしても、何もする気になれないこともありますよね。
それでも構いません。だって、どこに夢が隠れているかはわからないのですから!
むしろ、「何もしたくない」という気持ちこそが、行動を起こせない最大の要因かもしれませんよ。
何もわからなくてもがむしゃらに動いてみることで、無気力な日々を終わらせられるのではないでしょうか?
そして、その力は大切な人を笑顔にし、素晴らしい日々を歩むきっかけとなるでしょう。
石のような心は砕け散り、夢だけが残ります。
show me your emotion
頑なままの心でもいい
no more contradiction
ごまかし切れないものを下さい
騙された場所で見つける
大切な想いもあるさ
泣き言を笑い飛ばせば
明日さえ掴めるようで
It's all for affection
どんな嘘よりも酷い真実
you are my devotion
逃げる事はもう出来ない
出典: stone cold/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
最初は、石のような心を抱いていても構いません。熱意を持って行動することが大切です。
それが、「騙された場所」…つまり当初思い描いていた計画と違ったとしても、問題はありません。
作中のアルマだってそうでしたし、志望校に入れない、内定をもらえないおかげで進路変更して、より良い道に進むことだってあるでしょう。
とにかく大事なのは、逃げず、諦めずに現実に立ち向かうことですね。