X JAPAN「DAHLIA」
本日は、Xの曲の中で筆者が最も愛する作品「DAHLIA」についてご覧いただきましょう。
曲構成の素晴らしさ、各楽器パートの作りこまれた様式美など、この曲の魅力は語っても語り尽くせないところ。
今回はエピソードとともに、歌詞の内容を中心にコメントいたします。
収録アルバム
収録アルバムは、曲と同タイトルのアルバムでございます。道に散らばったダリアの花束と、笑っているのか泣いているのか判断できない表情のYOSHIKIさん。もうすっかり慣れてしまいましたが、初見の方はちょっとシュールなジャケットデザインに思われるかもしれませんね。
ほかの収録曲には「Longing」や「SCARS」、「Rusty Nail」などなど。
また、映画『WE ARE X』のサウンドトラック集でも「DAHLIA」の音源が収録されています。映画を見ていない方も、こちらも併せてチェックしておきたいところです。
動画はこちら
5分10秒あたりからが悲しすぎて泣きそうになります…。「もう二度と」のところからYOSHIKIさんのドラミングが途端に激しくなるという…解散の絶望感が伝わってきてつらすぎる…。
そしてToshIさんも涙ぐんだのか、歌うのを一時停止してしまうところもまた悲し…。
ライブバージョンもいいですが、原曲で聴くのがやはり個人的には好きですね。
高校時代気になっていた人からこの曲の存在を知り、それから知り合いが一人もいない大学に飛び込んで慣れない一人暮らしが嫌になったときや、仕事でうまくいかなくて退社後に死にたくなるくらい落ち込みまくっていたときなど、心が折れそうになるときに必ず聴いて生きてきました。
これからもしんどいときの心の支えとなってくれる曲であることは間違いないでしょう。
曲にまつわるエピソード
YOSHIKI的には嫌いな曲…
YOSHIKIさんのSHOXXのインタビューによれば、完成までめちゃくちゃ時間がかかったことにより「嫌い」になった曲だそうです。
時間をかければ必ず良い作品ができるとは限りませんが、それでもそれだけ凝った作品ですから悪いはずがないと思いますがね…。
しかし画家などのアーティストさんも、こういう思いを抱く方って多い気がします。つまり、ヒットしたり話題になったりしても自分は「最悪の作品」とマイナスに感じることがある、ということです。
ただ上記リンクのWikipediaにもあるように、アルバムに収録されてからは「好きになった」そうです。よかったよかった。
ノイズが入っている?
そして「DAHLIA」に関してよく言われるのが、1分を過ぎたあたりの「涙を~」の部分に入った微妙に耳障りなノイズ。初回のアルバムのみに入ってしまった痛恨のミスですが、音楽マニアとしてはこういう細かいところはムフフとなるポイントですね。
気にならない方は気にならない微々たるものかもしれませんが、何度も聴いていると「アレ??」となるはず。
「DAHLIA」の歌詞
ということで、「DAHLIA」の歌詞の内容について見ていきましょう。
曲の構成に聴き入ってしまいがちなので筆者もここでおさらいしておきます。