人気アニメで重要な役割を担った曲!
新規ファンの獲得にもつながった曲
「ダイアモンド クレバス」は、人気ロボットアニメである「マクロスF」の前期エンディングテーマとしてリリースされました。
「マクロスF」は、男女の恋愛とロボットアニメならではの熱さを絶妙に織り込んだ作品となっています。
一見ファンだけに向けられたアニメのように思えるかもしれませんが、実際は多くの人に愛され、新規ファンの獲得にもつながりました。
その結果を生んだのは、名曲「ダイアモンド クレバス」の存在があったからだと思われます。
キャラクターの揺れ動く心境や戦いが劇中で表現された後、最後に「ダイアモンド クレバス」で物語を終わらせる。
そういった流れが明確にできていたからこそ、「マクロスF」は非常に見やすいアニメとしてファン以外の人にも評価されることになったのでしょう。
ストーリーの〆として活用された「ダイアモンド クレバス」ですが、その美しい音楽に隠された歌詞の悲しみを知ることで、より一層魅力を増します。
「マクロスF」ファンだけでなく、この曲の素晴らしさに魅入られた経験がある人は、これを機に曲の良さを再確認していきましょう。
「マクロスF」の終わりには欠かせない
「ダイアモンド クレバス」の安心感
「ダイアモンド クレバス」は、「マクロスF」を楽しんで視聴した多くの視聴者にとって、不思議な安堵感を与えてくれるような曲でした。
長期で放送されるアニメのエンディングには、ほっとするような安心感が求められます。
時には悲しさや辛さが前面に押し出される「マクロスF」において、「ダイアモンド クレバス」の存在は非常に大きいものであったといえるでしょう。
作り込まれたしっとりとしたメロディは、アニメのエンディングにふさわしい終わりの寂しさと、次回への期待を感じさせます。
「ダイアモンド クレバス」があったからこそ、「マクロスF」はこれだけたくさんの人たちに受け入れられる作品となったのでしょう。
歌っているシェリル・ノーム starring May'nって?
「ダイアモンド クレバス」を歌っているのは、シェリル・ノーム starring May'nと呼ばれるアーティストとなっています。
シェリル・ノームとは「マクロスF」のメインヒロインの1人であり、作中では銀河の歌姫として登場し人気を得ました。
彼女を担当する声優は遠藤綾さんですが、作中でシェリル・ノームが歌うシーンには、歌手であるMay'nさんの声が使用されています。
May'nとは「マクロスF」をきっかけにブレイクした女性アーティストです。
現在までに多くの楽曲を発表し、日本武道館で単独公演を行うなどの活躍を見せています。
歌唱力はもちろん、シェリル・ノームとしてぴったりの声質がアニメを盛り上げ、「マクロスF」の成功には欠かせない人物となりました。
遠藤綾とMay'nの存在があってこそ、シェリル・ノームというキャラクターが、そして「ダイアモンド クレバス」という楽曲が誕生したのでしょう。
歌詞に秘められた悲しさとは!?
別れの辛さを感じさせる歌詞
「ダイアモンド クレバス」の歌詞は、別れがテーマとなっています。
これは本編のシェリル・ノームの心情を表すだけでなく、すべての人が共感できるような悲しみを表現しているのでしょう。
さまざまな形での別れが、人生にはつきものです。
「ダイアモンド クレバス」はそんな誰の人生にも起こりうる別れについて、丁寧に歌いあげている歌となっています。
そしてただ悲しむだけでなく、悲しみを誰かに精一杯伝えることの大切さも、「ダイアモンド クレバス」の歌詞から読みとれるでしょう。
ひっそりと辛い夜を過ごすようなときは、この歌が心強い味方となってくれるかもしれません。
こちらでは「ダイアモンド クレバス」のなかでも特徴的な1番からの歌詞をご紹介します。
悲しい出来事から立ち上がろうとするとき、ぜひ「ダイアモンド クレバス」の歌詞に注目してみてください。
神様に恋をしてた頃は
こんな別れが来るとは思ってなかったよ
もう二度と触れられないなら
せめて最後に もう一度抱きしめて欲しかったよ
It's long long good-bye
出典: https://twitter.com/macrossf_song/status/938593493768855552
静かな曲調から始まり、すぐに歌詞のなかで「恋」と「別れ」が示されています。
この歌の内容と、歌っている人の気持ちをすぐに理解することができるでしょう。
また後半の歌詞によって、この別れが一時的なものではないことがわかります。
「ダイアモンド クレバス」の持つ重みが、歌詞全体から強く感じられますね。
さよなら さよなら 何度だって
自分に 無上に 言い聞かせて
手を振るのは優しさだよね?
今 強さが欲しい
貴方に出逢い STAR輝いて
アタシが生まれて
愛すればこそiあればこそ
希望のない 奇跡を待ってどうなるの?
涙に滲む 惑星の瞬きは gone…
出典: https://twitter.com/takashi_0324/status/794427304436899840
悲壮感にも近い感情が、少しずつ表れ始めています。
短い文章が継ぎ接ぎされているような歌詞なので、1文ごとに力強さが感じられるでしょう。
サビに合わせて激しくなる演奏が、より言葉の強さを聴いている人たちに伝えてくれます。
そのため「ダイアモンド クレバス」は悲しさに満ち溢れながら、頼もしさも持ち合わせている楽曲となっているのです。
歌詞から読みとれる辛さには、未来への希望のようなものを読みとることができます。
最低1度は、歌詞を見ながら「ダイアモンド クレバス」を聴いてみてください。