秦基博の人気曲の歌詞を紹介!
今回は秦基博さんの人気曲の歌詞をピックアップしていくつか紹介させて頂きます!
秦基博さんはカバー曲も歌われていますが、カバー曲以外全ての楽曲を自身で作詞作曲を行っています。
最近では他のアーティストに楽曲提供することも増えており、作詞の技術、ワードセンスは抜群です。
「アイ」
秦基博さんの楽曲で、音楽業界の方から最も支持を得ている曲ではないでしょうか。
歌詞の1行目に注目
目に見えないから アイなんて信じない
そうやって自分をごまかしてきたんだよ
遠く 遠く ただ埋もれていた
でも 今 あなたに出会ってしまった
出典: アイ/作詞:秦基博 作曲:秦基博
「アイ」というタイトルで、聴く前からラブソングだろうと見当が付きます。
ですが歌詞の冒頭で「アイなんて信じない」と歌っているのです。
視聴者からすればその時点で「えっ?」と思ってしまうでしょう。ですが、それがとても面白い掴みになっています。
サビ前にも注目
「あなたに出会った」ではなく「あなたに出会ってしまった」と表現しているところもポイントです。
「あなたに出会った」だとそこまでで終わってしまいますが、「出会ってしまった」という表現にすることで、視聴者に疑問を持たせることが出来るのです。
更にこの歌詞の後、サビに入るまで約5秒間の余白があります。
この間に視聴者は「出会ってしまった」とはどういうことなのか、考えることができます。
Aメロからの流れで、信じていなかったはずのアイに対する固定観念が覆されたのだろう、と分かるはずです。
技量を感じるサビ
その手に触れて 心に触れて
ただの一秒が永遠より長くなる 魔法みたい
あなたが泣いて そして笑って
ひとつ欠けたままの僕のハートが ほらじんわりふるえる
出典: アイ/作詞:秦基博 作曲:秦基博
サビの2行は、秦基博さんの作詞の技量を存分に感じることが出来る歌詞だと思います。
手に触れて、キスをして、体を抱き寄せ合い、肌で温もりを感じる。言葉では伝えきれないからこそ、体を寄せ合いアイを確かめているのです。
それを「一秒が永遠より長くなる魔法みたい」と歌っているのです。とても頷けるような気がするけど、ボヤけているような気もします。
「アイ」というもの自体、分かっているようで分からない、掴みどころの無いものです。
それをとても上手く表している歌詞だと思います。
「アイ」を聴いた後に聞いて欲しい曲
秦基博さんの「アイ」を聴いた時に、頭に浮かんできた曲があります。
それが斉藤和義さんの「君の顔が好きだ」という楽曲です。
こちらの楽曲では「形あるものを僕は信じる」と歌っています。秦基博さんとはほぼ真逆のことを歌っているんですね。
ですが、どちらの歌にも説得力があるので妙に納得してしまいます。人によって恋愛観は様々なのでこれはこれで面白いです。
こちらも合わせて聴いてもらいたい1曲です。
「ひまわりの約束」
「ひまわりの約束」は秦基博さんの17枚目のシングルです。
映画「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌として起用されました。
CMでもよく流れていたので、この曲をきっかけに秦基博さんを知った人が多いのではないでしょうか。