「愛を浴びて、僕がいる」とは?
8枚目のシングル
「愛を浴びて、僕がいる」は、2013年6月5日リリースの8枚目のシングルです。
前作「アイアイのうた~僕とキミと僕等の日々~」から、約半年ぶりのシングルとなります。
初回限定盤には、今作のMVと前作のライブ映像が収められたDVDが特典として付いています。
この2曲は、どちらも「あい」という言葉がタイトルに含まれているように「アイコレクション」としてリリースされました。
また収録曲には、密かにファンに人気の「piano」や「愛の戦士~アイダ~」が収録されています。
特に「piano」は、C&Kの楽曲の中でも隠れた名曲とされています。
家族の愛をテーマに歌われているこの曲は、ぜひ視聴してみる価値ありですよ!
チェックしてみて下さいね!
歌詞
家族の愛
病室からの帰り道は
涙を隠して街に紛れ込む
出典: 愛を浴びて、僕がいる/作詞:CLIEVY・KEEN 作曲:CLIEVY・KEEN・栗本修
祖父母の病室からの帰り道、溢れる涙を隠しながら街を歩いています。
偶然通りすがった、孫を連れた老人。
過去を思い返せば自分もあの子のように甘えていたな・・・。
そんな昔のことを思いはせながら眺めている「僕」の姿が描かれています。
僕もきっとあの子のように愛で包まれていたのだろう。
出典: 愛を浴びて、僕がいる/作詞:CLIEVY・KEEN 作曲:CLIEVY・KEEN・栗本修
たくさんわがままを言っても、笑顔で受け入れてくれた優しい祖父母。
大人になってから気付くことは、そこに無償の愛が存在していたことです。
とても温かく心地いい、そんな愛が包んでいたことでしょう。
反抗期
ごめんね今なら素直に言える
馬鹿だなもどかさを当てつけて
出典: 愛を浴びて、僕がいる/作詞:CLIEVY・KEEN 作曲:CLIEVY・KEEN・栗本修
多感な少年時代、間違っているとわかっていても素直に謝ることが出来なかった「僕」。
全てが思い通りに伝わるはずなんてないのに、わかってくれないことに反発心ばかりが生まれていました。
今思えば本当に「馬鹿だな」と思うことばかり。
大人になった「今なら素直に言える」のに。
・・・このような思いは筆者もとても共感が持てます。
昔は反発心でヤンキーになったりした少年がたくさんいたものです。
今ではめっきり少なくなってしまいましたが、きっとそれに近い少年時代をC&Kのお2人は過ごしてきたのかもしれませんね。
ちなみに筆者は、元ヤンではありませんよ(笑)
でも親や家族に反発して迷惑を掛けたことは少なからずあると思いますが・・・。
じんわり響いてゆく、痛みぬくもり伝わる頬
あの日の記憶が今の僕の行く道を示してく
出典: 愛を浴びて、僕がいる/作詞:CLIEVY・KEEN 作曲:CLIEVY・KEEN・栗本修
たくさん迷惑をかけて愛のムチとして、きっと頬を叩かれたのでしょう。
間違ったことを「それは間違っている」と正してもらうことは、とても大切なことです。
昨今は、否定することが間違いと言われることもありますが、明確な間違いは無理にでも軌道修正しないと取り返しのつかないことになりかねませんからね。
そして大人になって、あの叩かれた痛みは「愛情」だったんだと感じるのです。
これはC&Kとしてステージに立ち、多くのファンの愛情を受けられているのも、あの時に間違いを正してくれたからなのだと感じている様子が描かれています。
いつまでも見守っていてくれている
星になった今もなお
遠くから僕を見てくれてる
会えない時間や距離に僕等試されている
がんばれと笑ってるんだろう
出典: 愛を浴びて、僕がいる/作詞:CLIEVY・KEEN 作曲:CLIEVY・KEEN・栗本修
時は過ぎ祖父母は、亡くなってしまいます。
しかし過去の自分の中の温かい記憶が残り続けている限り、きっと見守ってくれていると信じてやまないのです。
この先、何十年後かには自分も祖父母のいる世界に行く時がくるでしょう。
それまでの会えない時間やそこまでの遠い距離分、どのように生きていくかを試されているのです。
でもきっと「がんばれと笑って」応援してくれているのだろうと思います。
祖父母からの愛情を一心に受け止めていた「僕」だからこそ、見えない存在になっても優しいままの姿が目に浮かぶのかもしれませんね。