ZARD【グロリアス マインド】歌詞の意味を解釈！なぜおもいきり泣く？君に届けたいものについて紐解く

同曲はアニメ「名探偵コナン」のOPソングに起用されました。

同曲は女声で歌い上げられ、誰かを想い続けるような歌詞が特徴です。

ヒロインの蘭が新一に想いを馳せる情景が想像できます。

アニメとリンクさせながら聴くと、同曲の新しい魅力が発見できるかもしれません。

もちろん、普通の恋愛ソングとして聴いても差支えの無い歌詞です。

また、他にも地上波で同曲は数多く採用されています。

例えばテレビ朝日「スーパーJチャンネル」EDソングなど。

比較的知名度の高い楽曲といえるでしょう。

ちなみに同曲はZARD43作目となるシングルに収録されています。

収録順は1曲目。

そして同シングルにはインストゥルメンタルバージョンの同曲も収録。

ZARDとして、同曲への強い思い入れが窺えますね。

実は同曲は、「坂井泉水」の生前最後のレコーディング曲なのです。

「坂井泉水」はZARDのボーカリスト。

 2007年5月に逝去しました。

2000年以降から数々の病と戦い、闘病生活をしていたのだとか。

同曲が収録されたのは2006年の4月。

この時期はちょうど、子宮頸癌が発見された頃と重なります。

以前にも子宮筋腫などの闘病生活を送っていた坂井。

つまり同曲は、病と闘いながらレコーディングした楽曲なのです。

しかし同曲の歌詞は非常に前向きです。

病のことなど、全く感じさせません。

坂井自身も、決してあきらめず前向きに闘病していたのかもしれませんね。

そんな彼女のことを想いながら歌詞を見ると、また文章に深みが増します。

同曲のタイトルは【グロリアス マインド】です。

ちなみに元々は【もっと近くで君の横顔見ていたい】というタイトルだったそう。

しかしタイアップ曲だったことから、曲名が変更になったそうです。

ではこの満を持して付けられた【グロリアス マインド】。

これは一体どのような意味なのでしょうか。

まず「グロリアス」ですが、英語では「glorious」と表記します。

この言葉は「栄光の」「誇り高き」「名誉な」といった意味です。

そして「マインド」は英語で「mind」と表記します。

この言葉は「マインド」「胸の内」「心」といった意味です。

つまり直訳すると【グロリアス マインド】は「誇り高き心」となります。

これに対して以前のタイトルは、【もっと近くで君の横顔見ていたい】。

これと比べると、かなりポジティブで前向きなタイトルに変更されたことが分かります。

また歌詞には、「誇り高き空」といったフレーズも登場。

これを見るに、かなり大きなスケールで楽曲が作られていることが分かります。

では【グロリアス マインド】とは、一体どんな心なのでしょうか。

誇り高く、名誉だということは、和訳で分かりました。

さらに具体的に歌詞を見ていきましょう。

歌詞はどこか吹っ切れたような様子です。

過去を振り返らず、今を大切に生きようといった趣旨でしょうか。

主人公には何か悲しい出来事があったのかもしれません。

「涙を流した後は…」といった趣旨の表現から推察できますね。

しかしそれをひきずらずに、後腐れのない生き方を提示しています。

その後登場するのは浜辺の月、そして浜辺の空です。

スケールが大きく、雄大な自然が想像できます。

こうした景色のように、広く大きな心を持つことを主人公は目指しているのかもしれません。

そしてその次の歌詞では「変わらない心」とあります。

悲しいことがあっても、ブレない心ということでしょうか。

それが主人公にとっての、【グロリアス マインド】だと考えられます。