ここからの歌詞は英文でつづられています。

英文を和訳してみましょう。

どうして私を1人残していったのか教えて
この気持ちをどう表していいか分からない

出典: グロリアス マインド:作詞坂井泉水 作曲:大野愛果

冒頭の歌詞で主人公は、涙を流していました。

その理由がおそらくこれでしょう。

主人公は突如、1人きりになってしまったようです。

元は恋人か家族か、パートナーがいたのでしょう。

しかし今は1人になってしまった。

何故こうなったのか、その理由は主人公も分かりません。

だからこそ理由を教えて欲しいと願っています。

大切な人が突然いなくなる悲しみは、想像を絶する辛さでしょう。

今まで厚い信頼関係で結ばれていた相手であるほど、このショックは大きいものです。

「私のことが嫌いになったのだろうか…。」

ネガティブなことばかり考えてしまうかも知れません。

主人公も言葉に出来ない辛さを抱えています。

蘭と新一を思わせる歌詞

ZARD【グロリアス マインド】歌詞の意味を解釈!なぜおもいきり泣く?君に届けたいものについて紐解くの画像

Leave me here alone
The reason why
I don't know how I feel

出典: グロリアス マインド/作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果

突然パートナーが自分を置いて消えてしまった主人公。

この筋書きは、どこかアニメ「名探偵コナン」に似ています。

同曲でいう主人公は、アニメにおけるヒロインの蘭

そして消えたパートナーは他ならぬ新一です。

蘭と新一で考えると、2人は幼馴染の関係。

昔から付き合いがあり、お互いを良き理解者として認識しています。

それがある日突然、新一が事件に巻き込まれ、失踪。

薬で少年の姿にされてしまい、新一として蘭と接することができなくなります。

突然姿を消した新一を案じる蘭。

同曲の歌詞と非常にリンクしますね。

悲しみや不安、行き場のない苛立ちを覚えながらも、蘭は新一を心配します。

それは彼への強い想いがあるからこそです。

だからこそ、歌詞にもある通り「ブレない心」を必要としているのではないでしょうか。

主人公の心境の変化

徐々に前向きになっていく

So must be the true baby
Shall we end then it's up to me
Tomorrow is a different day yeah
And I know when I'm ready

出典: グロリアス マインド/作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果

悲しみに暮れていた主人公。

しかし歌詞を負うにつれて、その心境に変化が見られます。

歌詞を和訳してみましょう。

もう終わりにしましょう
全ては私次第
明日は今日と違う日になる
私は覚悟が決まっている

出典: グロリアス マインド/作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果

悲しみから一変、主人公が前向きになっていることが分かります。

過去をひきずって悲しみにとらわれるのはもうおしまい。

悲しいか悲しくないかは、自分の気持ちの持ち方次第です。

それに、明日には明日の風が吹くもの。

つまり今日には無い素晴らしいことが起きるかもしれません。

主人公はこれから、心をそうやって保つことにしたようです。

悲しいことがあると、誰でもつい引きずってしまいます。

しかしそこにとらわれていると、日常は何も変わりません。

いつまでも悲しく、辛い日々が続くだけ。

だからこそ主人公は、自分自身の心持ちを変えてみることにしたのです。

もちろん、気持ちが変わっても彼が戻ってくるかは分かりません。

それでも彼を想い、慕う気持ちが彼女をそうさせたのでしょう。

心持ちは自分次第

Shall we end it's up to me
Tomorrow is a different day yeah

出典: グロリアス マインド/作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果

主人公があえて前向きにふるまうのには理由があります。

それは今もなお、彼を想っているからです。

つまり彼女は彼のことを諦めていません。

もし彼が二度と帰ってこないと諦めたらどうでしょうか。

それこそ悲しみのどん底に突き落とされたような気持ちになります。

何をしても彼が戻らないなら、あえて前向きになる必要はありません。

それに彼への愛が半端なものなら、彼女は彼に怒りや不満をぶつけるでしょう。

「何故私を置いて行ったの!」と。

しかし主人公は今も彼を信じています。

主人公が自分を置いて突如消えたことは事実です。

しかし、「彼がそんなことをするはずはない」

彼女は心のどこかでそう思っているはずです。

それだけ2人の信頼関係は強いといえます。

主人公は彼の帰りをいつも待っているのです。

だからこそ、次彼に会った時に同じ気持ちで接したいのでしょう。

怒りや悲しみを彼にぶつけることなく、前向きに待ちたい。

これが主人公の気持ちだと推察できます。

君に届けたいものとは

純粋な愛