ECHOLL「もう二度と」

ECHOLLとは

ECHOLL【もう二度と】歌詞の意味解説!大事な人って誰のこと?一瞬にも永遠にも思える時間をひも解くの画像

今回ご紹介するのはECHOLLの「もう二度と」です。

こちらの楽曲は、映画『サヨナラまでの30分』の劇中バンドとして登場するECHOLLの楽曲となっています。

「もう二度と」はバンド雨のパレード福永浩平さんが作曲・作詞を担当しているのです。

シンセやビートの使い方など、サウンドにも福永さんらしさが表れています。

しかし、1番彼らしさが溢れているのはその歌詞の世界観といえるでしょう。

今回はそんな「もう二度と」の歌詞に関して解説していきます。

「もう二度と」

この楽曲歌詞恋愛ベースとしているといえるでしょう。

詩的な表現を用いながら、恋人との関係性を通して様々な感情を描いています。

一体この歌詞の物語はどのような展開を見せるのでしょうか。

MVはこちら

YouTube上では、この楽曲のMVも公開されています。

映画の世界観を用いながら、楽曲の魅力も引き出すMVです。

これを見てからこの記事を読んでいただければ、更に深くこの曲を理解できるでしょう。

それでは、歌詞の解説に入っていきます。

1番

誰かの面影

ねえ 朝が来れば
何事もないように話せる気がしていた

出典: もう二度と/作詞:福永浩平(雨のパレード) 作曲:福永浩平(雨のパレード)

まず、楽曲の導入部分。

楽曲の出だしでありながら、歌詞の前日談を想像させるような表現です。

この2行からは歌詞の主人公が、誰かと仲違いしてしまった状況を想像できます。

ある出来事をきっかけとして、会話ができないような状況になってしまったのでしょう。

一体どんな出来事が起こったのか、興味を引く出だしです。

また、ここから歌詞の物語はどのように展開していくのでしょうか。

ぼんやりと光が
ひとりきりの僕を淡く映していく

出典: もう二度と/作詞:福永浩平(雨のパレード) 作曲:福永浩平(雨のパレード)

ここでも時系列は繋がっているのでしょう。

ここで表されているのは、夜明けの光に照らされる主人公です。

淡い光が部屋の窓から入り込んでいる様子が目に浮かびます。

2行目の「ひとり」という言葉から、彼の傍に居た誰かが今は居ないのだということが分かる表現です。

それは誰のことなのでしょうか。

傷つけたことへの後悔

大事な人だと分かって
特別な想いと知って
いつもなぜか傷つけてしまう

出典: もう二度と/作詞:福永浩平(雨のパレード) 作曲:福永浩平(雨のパレード)

このパートの1行目でいう「人」が、恐らく主人公の隣にいた人物でしょう。

その大切さに言及していることや、2行目の「特別」という言葉から分かること。

それはこれが主人公の恋人だと考えられるということです。

そして3行目、恋人が彼の隣にいない理由はこの部分から分かります。

恐らく何らかの口論などを原因として、恋人は出て行ってしまったのでしょう。

このパート全体から滲んでいるのは、恋人を傷つけたことへの後悔です。