拝啓、いつかの君へ(感覚ピエロ)はあのドラマの主題歌？！歌詞に迫る！ギターTAB譜&コード譜情報あり

「拝啓、いつかの君へ」は、各配信サイトにて上位にランクインし、iTunesではトレンド入りも果たした大ヒット曲です。

2016年6月1日にリリースされた感覚ピエロの2枚目のミニアルバム、『不可能可能化』に収録されています。

2015年10月9日にYouTube上に公開されたMVは、視聴回数がなんと1,126万3千回（2017年11月27日現在）を超えているほど。

作詞・作曲は、感覚ピエロのメンバーでギターを担当する秋月琢登さんです。

MVを監督したのは、立命館大学映像学部2014年度卒業生である太田大貴さん。

「拝啓、いつかの君へ」は、リリースされた翌年に日本テレビ系日曜ドラマ「ゆとりですがなにか」の主題歌に採用されました。

「ゆとりですがなにか」は、2016年4月17日からスタートしたドラマ。

宮藤官九郎のオリジナル脚本を、水田伸生がドラマ化したものです。

「ゆとり第一世代」であるアラサー青年たちが、社会問題や恋愛に直面し葛藤する様子が描かれています。

岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、吉田鋼太郎など、超豪華俳優が出演しました。

本編では、感覚ピエロと太田大貴が制作した「拝啓、いつかの君へ」のMVが、そのまま使われたのですよ。

ちなみに、ドラマ挿入歌には感覚ピエロの「O・P・P・A・I」も使用されています。

感覚ピエロは、2013年7月大阪で結成された4人組ロックバンドです。

ルールに縛られず自由に音楽活動をするために、インディーズバンドとして自主プロデュースして活動中。

ボーカルの艶のある声と、中毒性のあるメロディ、振り幅の広い楽曲でファンを魅了しています。

バンドメンバーは、ボーカル、ギター、作詞、レコーディングエンジニアを担当する横山 直弘（よこやま なおひろ）さん。

ギター、作詞、作曲を担当する秋月 琢登（あきづき たくと）さん。

ギター、作詞を担当する滝口 大樹（たきぐち だいき）さん。

ドラムス、作詞を担当する西尾 健太（にしお けんた）さんの4人です。

4人は秋月さんがまだライブハウスのブッキングマネージャーだった時に、声をかけて集まったメンバーなのだそうです。

秋月さんがライブハウスで個人的に興味を持った3人の、所属しているバンドが偶然にも同じタイミングで解散しそうになります。

そこですかさず、秋月さんがチャンスとばかりに3人に声をかけたのだそうです。

今から思えば、先見の明があったのですね。

感覚ピエロは結成した早々、自主レーベル「JIJI RECORDS」（ジジレコード）を設立します。

そして、9月からはミニ・アルバム『ソンナノナイヨ』を通販または会場限定発売。

続いて、『妄想するのだ。』、『IからJへの宣戦布告』、『TE-N-GU』を販売し、あっという間に5千枚を売り上げました。

2015年2月には、全国流通盤としてのファーストミニアルバム『Break』をリリース。

最新シングルは、2017年11月22日にリリースされた『＃ハル』です。

収録曲は、週刊少年ジャンプにて連載中のコミック「ブラッククローバー」の、テレビアニメ主題歌「ハルカミライ」。

また、スマートフォン向けゲーム「PaniPani-パラレルニクスパンドラナイト-」のイメージソングである、「0になって」も入っています。

社会に出て長年働いていると、愛想笑いが巧くなっていくものですよね。

それが大人になったということ、と一般的には見なされています。

けれどこの歌詞では、自分の信じた正義を選ぶようにと促しています。

社会常識にとらわれて、悪いなと思える上司やお客さんに対しても愛想笑いをしてしまいがちな私たち。

そんな私たちに対して、改めて正義とは何かという問いを投げかけているようです。

覚悟があるかは知らないけど、と言われると、思わずドキリとしてしまいますよね。

でも、黙って見てなよ、と、社会や上司に対する挑戦的なセリフでもあります。

感覚ピエロは正義や常識を振りかざしている、制度や社会そのものに宣戦布告しているのかもしれません。

実際に大ヒット曲を次々と生み出しているにも関わらず、メジャーデビューしないというのもそんな反骨精神の表れなのでしょう。