雪降るライブ会場で槇原敬之が「北風〜君にとどきますように〜」を歌っています。
雪景色なのに、なぜか心がほっこりする……槇原敬之の愛がいっぱい詰まった楽曲だからですね。
正直、顔はあまりカッコよくないけれど、歌声を聴くともう槇原敬之のことが大好きになってしまいます。そんなハートフルなMVです。
歌詞から紐解く「北風〜君にとどきますように〜」
それではさっそく、槇原敬之が愛してやまない「北風〜君にとどきますように〜」の歌詞をご覧下さい。
あなたにこの気持ちを伝えたい
今 君がこの雪に気づいてないなら
誰より早く教えたい 心から思った
小さなストーブじゃ窓も
曇らないような夜
毛布を鼻まであげて君のことを考えるよ
だけど知らないことばかりで
思い出せることは
斜め40度から見たいつもの君の横顔だけ
出典: 北風〜君にとどきますように〜/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
思いを寄せる人に雪が降っていることを伝えたい……。
豪雪地帯に住んでいる方は別として、雪が降ると少しワクワクしませんか?
暖かい家の中から雪降る外を見ていると、まるで別世界に入り込んだような気分になります。
心躍るその気持ちを恋する人に伝えたいのです。でもその人のことは、いつも斜め40度の角度からしか見ることができない。
教室で自分の斜め前に座っている人のことを思っているのでしょうか。そんな情景が目に浮かびます。
心細いのはあなた一人じゃない
さっきよりひどく窓がないている
カーテンそっと開けて僕は言葉なくす
北風がこの街に雪を降らす
歩道の錆び付いた自転車が凍えている
今 君がこの雪に気付いていないなら
誰より早く教えたい 心から思った
どれだけたくさんの人に
囲まれていても
なぜか一人でいるような気持ちが
ずっときえなくて
でも無理にクビを横に振っていたけれど
きっと誰もが
みんな違うとはいえずにいるはず
出典: 北風〜君にとどきますように〜/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
集団の中にいても孤独を感じることがあります。自分が孤独だってことを否定したい気持ちもあります。
本当は、孤独を感じているのはあなた一人ではないのです。誰もがあなたと同じ思いをしています。
伝えたいのに伝えられない気持ち
誰かを愛したその時から
家族の意味さえ変わってしまう
手の届く距離で君を
感じる度に
かっこ悪い位何も話せなくなるよ
明日もしこの雪が積もっているなら
小さく好きだといっても
君には聞こえない
出典: 北風〜君にとどきますように〜/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
この歌詞を読んで「槇原敬之ってやっぱ天才!」と思いませんか。
恋する人に自分の気持ちを伝えたい、でも伝えられない。
明日もし雪が積もってたら、最大限の勇気を振り絞って「好き」と伝えることができる……。
雪が降ると屋外がシーンとしますよね。それは積もった雪が音を吸収してしまうからです。
あの人に向けた「声」が雪に吸い込まれてしまうのです。この曲は、とってもシャイな「僕」が「あの人」への最大限の愛の告白なんですね。
北風に「僕」の思いを乗せて……
「北風〜君にとどきますように〜」は「北風」に自分の思いを乗せて恋する人に届けたい、という願いを歌った楽曲です。
この歌詞から「僕」は決して押しの強いグイグイ行くタイプではないことがわかります。
もしかしたら、ものすごくシャイな人かも。そんな「僕」の精一杯の告白は、初恋の甘酸っぱい思い出を蘇らせてくれます。
冬の歌なのに、こんなにほっこりする歌。すごくいいですね。
冬じゃなくてもいい歌なのでぜひ、カラオケで歌って下さい。
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね