見事にバズった「WOMCADOLE」
日本テレビ系列「バズリズム02」の年始恒例企画「コレはバズるぞ2018」をご存知ですか?
ブレイク間違いなし!のアーティスト30組をズラリと紹介するこの企画。
デモ音源でファン獲得
2011年に結成したWOMCADOLEは、比較的若いバンドと位置づけられます。
しかし自主音源のリリース実績は若手バンドのトップクラスと言えるでしょう。
2012年にデモ音源を無料配布し、以降3枚のアルバムと3曲のシングルをデモ音源として発売しています。
総数は4年間でなんと22曲!
「デモ音源」とは、製作途中の楽曲を評価用として配布するために作られたものです。
しかしWOMCADOLEのデモ音源は「デモ」の域には収まりません。
完成度の高い「自主制作音源」といえる出来栄えでファンを獲得。
2015年にはミニアルバム「ワタシノハナシ」を全国流通盤という形でリリースするに至りました。
「夜明け前に」をピックアップ
映像として手に入る「夜明け前に」
夜明け前に見える景色とは
ボーカル・樋口侑希のどこか不安定な歌声で紡がれる、夜明け前の物語。
具体的な描写なのに意味を汲み取りにくい歌詞が、この曲の魅力と言えます。
夜明け前の景色に一体何が見え、何を感じたのでしょうか。
WOMCADOLEの「夜明け前に」の歌詞に迫ります!
夜明け前に分かる答え
「夜明け」は、一日の中でどの時間帯を指すのでしょうか。
一般的には、太陽が見える「日の出」の前、空の色が明るくなる頃を「夜明け」と言うそうです。
人間は不完全だ
人間なんかじゃ空は飛べやしないなと
誰かは言ったよ 物語の結末
出典: 夜明け前に/作詞:樋口侑希 作曲:樋口侑希
人間は自分の力だけでは空を飛べない。これは当たり前のことで、反論する人はいないでしょう。
ここでは誰かが「人間なんかじゃ」と言ったそうです。
この表現から、空を飛べる何らかの存在と比べて人間が劣っているという意味を感じます。
人間は生きとし生けるものの頂点に立って、何でも自由に操ることができる存在。
しかし不完全な部分、傲慢な部分もあります。
生き物全てを支配したような顔をしている傲慢な人間が、空を飛ぶなんて一万年早い。
地球上に命が誕生したときから始まった物語は、人間の不完全さが仇となって終わるのかもしれません。