伝説のバンドBOOWYとは?
80年代に日本のロックシーンを牽引し、その後のミュージシャン達に多くの影響を与えたバンドBOOWY。彼らは髪を立てて濃いメイクをする、いわゆるビジュアル系バンドの先駆けでした。
彼らの音楽は、ロックでありながら共感しやすい歌詞と、一度聴いたら忘れないキャッチーなサビのメロディで人気を集め、当時のロックバンドとしては異例とも言える幅広いファン層を獲得しています。
あの頃はBOOWYに憧れてバンドを始めたという人も多かったのです。
しかし、あまりメディアが好きではなかったようで、TV出演も少なかったことから種々の憶測を招くこともあり、それがまた伝説のバンドと呼ばれることにつながりました。
まずは、そんな彼らの歴史を簡単に振り返ってみましょう。
伝説の始まりは1982年
結成は1981年で、当初は「暴威」と書いてボウイと読ませており、1982年にBOOWYに変更しました。正式にはBOOWYの中央の「O」に斜線を入れた表記です。
ボウイという名前は所属事務所が提案したとのこと。当時イギリスにあったバンド「ガール」に対抗して「ボーイ」にし、さらに当て字で暴威にしたそうです。
メンバーがデビッド・ボウイのファンだったからという説もありますが、こちらは真実ではないようです。
しかし、髪型やメイクなどを見ると彼の影響を受けている気もしますし、説得力のある説ですよね。
なお、1982年3月にBOOWYとして1stアルバム「MORAL」を発売した時には6人編成でした。
同年の後半までには2人が脱退し、その後は解散までメンバーが4人で固定されていました。
メンバーはこの4人
氷室京介 ボーカル
布袋寅泰 ギター・コーラス
松井常松 ベース
高橋まこと ドラムス
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/BOOWY
BOOWYと言えば、やはりこの2人のカリスマ、氷室京介と布袋寅泰について語る必要があるでしょう。
ボーカルの氷室京介はBOOWY結成前にもデビューしていたものの、全く売れなかったそうです。なお、当初は氷室狂介という漢字を使用しており、1984年に変更しています。
BOOWY解散後はソロで活躍していましたが、2014年にミュージシャンとしては致命的な耳の病気を発症したことを発表し、引退しました。
また、日本を代表する天才ギタリストとして名高い布袋寅泰は氷室と同郷で、その縁からBOOWY結成に至ったそうです。現在はロンドンに拠点を移し、現役のギタリストとしてますます気炎を上げています。
BOOWY当時、あまりにも個性が際立った2人であったため、「両雄並び立たず」というイメージからか、よく不仲説が流れていました。解散したのも、この2人の不仲が原因ではないかと言われたものです。
しかし、後に本人たちからその説は否定されています。実際にどうだったのかは分かりませんが、解散は「トップになったら解散する」と以前から決めていたという話が有力です。
「ONLY YOU」を聴いてみよう!
では、今回ご紹介する「ONLY YOU」について見ていきましょう。
「ONLY YOU」は5枚目のシングルとして、1987年4月6日にリリースされました。
初出は前年にリリースされたアルバム「BEAT EMOTION」なので、そこからのシングルカットということになりますね。
動画はこちら
BOOWYはPV動画がほとんどなく、観るならライブ映像です。
しかし、生演奏でこそ本領を発揮する彼らの魅力が最も伝わるのが、ライブ映像と言えます。
「ONLY YOU」の映像としておすすめなのは、1987年12月24日の渋谷公会堂での解散ライブのものです。
こちらは2001年にもDVDが発売されましたが、さらに、BOOWYのデビューから35年経った2017年12月24日に「1224 -THE ORIGINAL-」というリマスター版が発売されます。
早期購入特典として、当時のコンサートグッズとして売られていたものを復刻したステッカーが付いてくるのも、ファンには嬉しいポイントですね。

カラオケで盛り上がる合いの手の入れ方は?
短いフレーズが続く構成が多い「ONLY YOU」には、その間奏の時に合いの手を入れやすいという特徴があります。
そのため、カラオケで歌った時に盛り上がりやすいのは良いのですが、当時流行った合いの手はかなり下ネタの多い内容でした。
飲み屋さんなどでふざけて歌う時や、男性同士の集まりなどで面白がられる内容ですが、女性の前ではちょっと控えたいですね。
もし、会社の上司や先輩などが歌って「合いの手を入れろ〜!」なんて圧力をかけられたら、上手に彼の名前をコールしたり、ヨイショする発言を組み入れたりして対応しましょう。
それなら周りの女性からひんしゅくを買うこともありませんし、意外と「機転が効くヤツ」と褒められるかもしれませんよ!
合いの手を入れやすいポイントは、次の項で解説しますね。