DOESは「銀魂」と相性がいい!?
「銀魂」とのタイアップが多いDOES
「KNOW KNOW KNOW」は2016年3月に発売された彼らの15thシングルです。
そして、実はこのシングルがDOESの活動休止前のラストシングル。
DOESは2016年9月開催のライブを最後に、2018年8月現在も無期限活動休止中となっています。
DOESのオリコン最高位を見てみると、TOP10入りしているシングルは3枚ありました。
「修羅」「曇天」「バクチ・ダンサー」。
ピンとくる人もいるかもしれませんね。
いずれもアニメ「銀魂」のタイアップがついているのです。
いくつかタイアップ楽曲があるなかで、半数近くを占めているのが「銀魂」。
DOESと「銀魂」、とても相性がいいことがうかがえます。
「銀魂」とのタイアップは何回目?
「銀魂」とDOESがタイアップしている楽曲はどれくらいあるのでしょうか。
発売が古い順に追ってみたいと思います。
まずは2007年発売の「修羅」が、5代目EDテーマ曲として最初に起用されました。
アニメの話数でいうと50〜62話です。
次が2008年発売の「曇天」。
5代目OPテーマ曲で、100〜125話で使用されました。
そしてDOESにとって初の映画主題歌となった「バクチ・ダンサー」。
この曲は「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」のために書き下ろされた楽曲だそうです。
映画のヒットとあわせこの楽曲も当時話題となりました。
カップリングに収録されている「僕たちの季節」は同映画のEDテーマ曲となっています。
「バクチ・ダンサー」と「僕たちの季節」は、アニメ「よりぬき銀魂さん」のOP・EDテーマ曲も兼ねていました。
そして「バクチ・ダンサー」発売から6年後にリリースされた「KNOW KNOW KNOW」。
この楽曲がアニメ「銀魂゜」の17代目OPテーマ曲に起用されました。
DOESの知名度が上がるきっかけとなったアニメ「銀魂」。
活動休止前のラストシングルがまた主題歌に起用されたのも、きっと偶然ではないのでしょう。
ということで、「KNOW KNOW KNOW」は5回目の「銀魂」タイアップ曲だということが判明しました。
「KNOW KNOW KNOW」が使われたのはアニメのどのあたり?
「将軍暗殺篇」と「さらば真選組篇」
「KNOW KNOW KNOW」が使用されたのは、アニメの第3シリーズにあたる「銀魂゜」の終盤。
304話から316話です。
ストーリーでいうと、とことんシリアスな「将軍暗殺篇」の後半と「さらば真選組篇」の部分。
この「銀魂゜」は、シリアスなストーリーのみで構成されました。
全力でふざけていたアニメが一転、全力でシリアスなシリーズとして制作されたのです。
最終回では……
「KNOW KNOW KNOW」は「銀魂゜」の最後の主題歌でした。
最終回である316話では、この曲がEDテーマ曲として使用されましたね。
アニメでよく見かける、最終回のラストに主題歌が流れるというアレです。
主題歌というのは、視聴者にとってはいわばそのアニメを象徴する楽曲。
サビを聞けばアニメの内容やOPの映像が蘇ってきます。
最終回でラストに主題歌を挿入されると、そこに至るまでのストーリーを思い出して思わず感極まりませんか?
筆者は「銀魂゜」を毎週泣きながら観ていたタイプなので、言わずもがな最終回のEDでも泣かされました。
歌詞を解説!
最高の今を生きる
静かな眠り妨げ
がなるタイマー 鳴り響くディンドン
ブランニューデイの始まりには
祝福の叫びを上げよう
好きなことばかりするのさ
ずっとこのままこの場所で
Yes,I know know know know
僕らは永遠なんて要らない
最高の今がある
Oh Oh Oh Oh
出典: KNOW KNOW KNOW/作詞:氏原ワタル 作曲:氏原ワタル
かっこいいイントロから始まります。
この曲はイントロのギターサウンドが印象的です。
アニメで使用された際もまるっと約25秒ほどイントロが使われています。
OP映像では、イントロが鳴り響くなか真ん中に静かに佇む主人公の坂田銀時が映し出されるんです。
そして目をカッと開いて鬼の形相で斬りかかっていくところでタイトルロゴが出てくるのですが……。
ここが見事にマッチしていて本当にかっこいいんです。
機会があればアニメをぜひみてくださいね♪
さて、歌詞のほうをみていきましょう。
「銀魂」のストーリーを前提に解釈してみたいと思います。
平和だった日々が終わり戦いの日々が始まったことを描写しているようです。
"鳴り響くディンドン"は、普通に考えるとうるさい目覚まし時計のことでしょうか。
しかしOP映像ではこの歌詞の部分で拳銃を使っての戦闘シーンが流れています。
平穏の日々が戦いによって奪われていく。
この戦いを終えて新たな日を迎えるときには、祝福の叫びを上げたい。
ここのOP映像では敵を見据えた万事屋の3人が、いっせいに駆け出していくのが印象的です。
好きなことをして好きな仲間たちと過ごしてきた街とそこでの日々。
きっととても大切な場所なのでしょう。
サビでは"僕ら"には最高の今があるから永遠なんて要らないと歌っています。
永遠なんていうありもしない理想に浸かっているより、最高な今を楽しめ。
今を全力で生きろ。
筆者はそんなメッセージを受け取りました。
たとえ倒れてしまったとしても、今目の前にある出来ることを全力でやる。
目の前にいるのが倒さなくてはならない敵なら、なんとしても倒す。
そんな銀さんやその仲間たちの生き様を歌うような歌詞に胸が熱くなります。