STAY YOUTH FOREVER（Northern19）が12年の時を経て再録！歌詞和訳を解説

また「あなた自身を貫き通す」という歌詞にも注目。

ここから感じるのは「ゴールを設定する」ことの大切さですね。

何かを始める。または何かを進めるときは、必ず目的があります。

目的＝ゴールです。

最終的なイメージがあるからブレません。寄り道せずにまっすぐ進めるのです。

そこには強くて太い芯が生まれます。それが「あなた自身」だということ。

この記事を読んでいる方のなかにも、プロジェクトや夢に向けてがんばっている方がいることでしょう。

終着点のイメージを描けていない人は、まずゴールを明確にして、未来の自分をイメージしてください。

理想図があることで推進力は何倍にも高まっていくはずです。

”心配ない。俺は大丈夫だ

金や仕事がなくたって

声がなくなってしまうその日まで、歌を歌い続ける”

2度目のサビでは、ポリシーの大切さを歌っています。

ここで注目したいのは、語り掛けている対象の変化。「あなた」から「俺」になっています。

Aメロで熱くメッセージを送っていたのは、自分自身だったのです。

大型レーベルに所属して環境が変わったとはいえ、まだぽっと出のインディーズバンドだった彼ら。

ここで歌っているとおり、お金も仕事も安定しなかったでしょう。

そんななか何よりも優先しているのは「ポリシー」です。つまり「歌を歌い続ける」ということ。

作詞を担当しているボーカルの笠原だから「歌」ですが、他の2人も同じ心境でしょう。

表現することへの愛を力強く宣言していますね。

音楽に宿る「人の人生を変えられるような力」を信じているのでしょう。

それは笠原が音楽に救われた経験をしたのか。それとも何かを発散したかったのか。

彼のバックグラウンドは分かりませんが、音楽への、またバンドへの熱い気持ちを感じるサビです。

”あの日の感情を失いたくないんだ

不器用な日々も私の人生には必要なものだから”

ラスサビが終わった後、Aメロを繰り返すパートがあります。

同じ歌詞なのですが、あえて意訳しました。

19歳でバンドを組んだ3人。

結成当時はライブも曲もうまくできなかったことでしょう。

しかしその時の気持ちを持ち続けることが、成長するためには大切なのです。

 「再録ベストアルバム」と呼びたくないのも。

常に新しい曲を発表し続けているのも。

すべてこうしたハングリーな姿勢から生まれる活動なのでしょう。

 結成15年を迎えた今も、落ち着くことなく活動を続けている彼ら。

1stアルバムですでに攻めの姿勢を歌っていたのですね。

まさに「STAY YOUTH FOREVER」＝「永遠に若くあり続けろ」。

若手から中堅になった今でも、こうした生き方を体現し続けているメロコアバンドです。

再録された「STAY YOUTH FOREVER」が収録されているアルバム「Future」。

そのなかには友人のバンドがNorthern19の楽曲をカバーしています。

COUNTRY YARDが「STOP THE TIME」。

GOOD4NOTHINGが「MESSAGE」。

SHANKが「MORATORIUM」。

Dizzy Sunfistが「STAY YOUTH FOREVER」。

今のメロコア・ポップパンク界を代表するカバーなので聴きごたえも抜群。

Northern19の楽曲を別角度から聴けるチャンスなので、必聴です。

まずは参加バンドの楽曲をチェックするのがおすすめ。

ということで最後にSHANKとDizzy Sunfistの記事を紹介しましょう。