「アイドル不遇時代を経て、平成の歌姫へ」
浜崎あゆみがブレイク以前にアイドルとしてデビューしていた・・・という事実はご存じの方も多いのではないでしょうか。
時は1990年代。実は90年代以前、70~80年代は山口百恵や松田聖子、中森明菜といったビッグアイドルが次々と登場した時代でした。彼女たちを追うように数々のアイドルがデビュー。
そんな時代の話が先日の24時間テレビのドラマでありましたね。
avex松浦代表との出会い
しかし90年代に入るとアイドルは激減。代わりにヒットチャートをにぎわしたのはのJPOPユニットでした。
90年代のベスト10は、ほぼ100%JPOPユニット。アイドルの登場は1999年のモーニング娘を待たなくてはなりません。
ここで、1990年代ヒットチャートのベスト10を占めたアーティストを見てみると・・・・・ミスチル、B'z、米米クラブ、福山雅治、安室奈美恵などのビッグネームの名前が見えます。この時代は本当に多くの才能を輩出した時代だったと言えますね。
浜崎あゆみのデビューはその90年代ラスト、1998年。
avex松浦勝人代表との出会いが彼女の運命を変えました。
「楽曲もステージもそしてグッズも・・・・細部にまでこだわったトータルセルフプロデュース」
松浦勝人氏による浜崎あゆみのデビューは計算され尽くされたものでした。
デビュー時にシングル4曲はすでに完成、それを次々に2か月間隔でリリース。その中で方向性を見据えると、2か月1曲ペースを崩さずに攻め続けます。
「Love~Destiny~」でオリコン1位を獲得すると、その後はリリースするほぼすべてのシングルがオリコン最高位1位を記録というビッグアーテストとなっていきます。
細部にこだわったayuのプロデュース
これらのオリジナル楽曲は彼女自身がすべてを作詞し、また衣装、グラビア、ライブ演出など、彼女自身が厳しくチェックするという細部にまでこだわった戦略。
これが特に女子中高生の絶大な支持を受け、彼女のファッションを真似する若者が急増します。
このことから「女子高生のカリスマ」とも呼ばれるようになった彼女。
2012年8月にはベスト盤「A Summer Best」の発売で、女性アーティストとして初めて売り上げたシングル、アルバムの総数が5000万枚を突破しています。そして来年でデビュー20周年を迎えることになるんですね。
浜崎あゆみのオリジナルアルバムは初期から逃さず聴いてほしいところですが、特に2001年発売の4枚目のアルバム「I am...」はオリコン初登場1位を記録したシングルを6曲含む、名盤と言われています。
浜崎あゆみの方向性が完全に定まったアルバムと評価が高いものです。
「さて、最新2017ツアーのセットリストは・・」
さてここで、2017最新ツアーのセットリストをお届けします。
01.ourselves
02.WARNING
04.Because of you
05.Virgin Road
06.Walk
07.My name’s Woman
08.appears
09.Fly high
10.UNITE!
11.Talkn’2Myself
12.Mirrorcle World
13.Voyage
アンコール
14.Movin’on without you
15.SURREAL
16.Evolution
17.Boys&Girls
18.Who…
新旧織り交ぜたラインアップ。定番の「ourselves」に続くのは、2015年リリースの「A ONE」からの「WANING」。3連のビートがいかしたナンバー。ここから一気にヒートアップして行きます。