心をくすぐる淡い恋愛模様

あいみょん【桜が降る夜は】歌詞の意味を考察!私にとって桜はどんなもの?その後の2人の恋の行方に迫るの画像

【桜が降る夜は】について、あいみょん自身が胸がくすぐったくなったというようなコメントをしています。

重い恋愛表現や大人の性的な表現を含んだ恋愛ソングも多々リリースしているあいみょん

今回の恋愛ソングは、甘酸っぱい青春を感じさせる表現が多くみられます。

3つの恋愛心情をピックアップしてご紹介していきます。

片思い中の世界の見え方

相手との距離を遠く感じる

「4月の夜はまだ少し肌寒いね」
そう語り合う 微妙な距離の二人

出典: 桜の降る夜は/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

手を伸ばせば、相手の手に触れられる距離。

そんな距離を遠いなと感じたことはありませんか。

「微妙な」という言葉がこの距離感を絶妙にいい表しています。

夜に一緒に出歩いていることから、相手の男性を信頼していることが分かります。

そんな相手との会話は些細なものです。

「微妙」という言葉は、会話の内容にも深く突き刺さっています。

友達同士であれば、たわいもない会話が出てきても自然なものです。

ですが、この曲の中の女の子は、もっと男性の懐に踏み込んだ会話をしたいのでしょう。

ですが、気温のことについて語り合ってしまっています。

片思いのもどかしい情景を端的に示していますね。

噂が焦りと勇気を生み出す

どこかで聞いた噂話に悩まされて
危険な道ほど進みたくなる私

出典: 桜の降る夜は/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

この噂話は相手の男の子についてのものでしょう。

「危険」という単語から、男の子が今いる場所から離れてしまうこと。

または、好きな子がいるという噂が想像できます。

春をテーマにしていることから、卒業や引っ越しなどが考えられます。

別れが迫ってきているなか、彼女の気持ちはどう変化していくのでしょう。

主人公の女の子は、そんな苦しくなるような状況ほど挑戦したくなるようです。

では、女の子は肝を据えているのでしょうか。

逆に、焦りから相手に恋心を伝えなければと心が揺さぶられているとも考えられます。

この後の歌詞で、より深く女の子の心情について理解できます。

伝える勇気より2人の時間を大切にしたい気持ち

だけど 
声に乗せたい気持ちが
冷たい風に流され
ざわつく川沿いをなぞり歩く

出典: 桜の降る夜は/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

この歌詞から、彼女は想いを伝えられなかったことが分かります。

このことから、女の子は勇気や気持ちの焦りを抑えることより大切なものが見えます。

それは、彼との時間を大切にしたいということです。

一方で、2人を取り巻く描写からもどかしい気持ちを読み取ることができます。

肌寒い夜風は、熱くなる気持ちに歯止めをかけ、冷静にさせています。

川沿いの描写が表しているのは、彼女の心理状況です。

川の流れる音は、リラックスさせるものですが、彼女はそうではありません。

彼と見る景色と落ち着きなく騒ぐ彼女の心の対比は絶妙ですね。

歩き方にも、彼女の気持ちを読み取ることができます。

あいみょんがリリースしている「さよならの今日に」という曲にも同じ表現があります。

その曲では後悔に心傷ついている状況でした。

その心境から、とぼとぼ歩く表現になっています。

胸の内に後悔や恋愛の緊張感があれば、物思いに耽るものです。

主人公の動作から心情も理解できる歌詞に胸打たれますね。

女の子の場合、彼とできるだけ長い時間一緒に居たいのでしょう。

側から見れば変わり無い歩き方も、一歩一歩が彼女にとっては大切なもの。

普段の動作が貴重に見える瞬間は美しいものですね。

歩き方や周りの音から、恋愛は動作や見える景色も変えてしまうことが分かります。

この2点の恋愛が起こす現象に共感する人は多いのではないでしょうか。

なぜか会いたい気持ちが生まれる

桜が彼との時間を思い出させる

Ah 桜が降る夜は
あなたに会いたい と思います
どうして?と聞かれても
Ah 分からないのが恋で
この体ごとあなたに 恋してる
それだけは分かるのです

出典: 桜の降る夜は/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん