Look up and up - もっと上へ上へ
Fly above me - 俺の上を飛んでいけ
Beat your limit - お前の限界に打ち勝ってみろ
出典: Wings feat.JESSE/作詞:AG・JESSE 作曲:HIDE
JESSEはNOISEMAKERのことを「無条件でサポートする」と公言しています。
ミュージシャンとしての経験も人生経験も大先輩のJESSE。
NOISEMAKERに贈る「俺を超えて行け」というメッセージが歌詞にも込められています。
プロのアーティストが同業の後輩にここまですることは滅多にありません。
JESSEがサビに入ると演奏のテンションも最高潮に達します。
JESSEの2バース目は実は?
翼でかく広げるほど羽は散る、羽が落ちてゆく
雨も降れば槍も降る、負けることもあれば勝つ
いくつもの敵とぶつかり合うことで始まる
道は長い、そしてそれはただの始まりにすぎない
月が下がりゃ日は上がる、俺を地面に落としてみろ
枯れてはまた花は咲く
出典: Wings feat.JESSE/作詞:AG・JESSE 作曲:HIDE
このJESSEの2バース目の歌詞は実はその場の数分で書き上げたと言われています。
本人曰く「書くのを忘れてた」ということらしいです。
レコーディング直前という緊張感の中でのことです。
これほど濃い内容の歌詞を数分で仕上げるJESSEの実力には脱帽ですね。
この最後のJESSEのラップパートは彼からのNOISEMAKERへのメッセージです。
成功を手に入れることは様々な困難との闘いがこれからも続くことを示唆しています。
覚悟を決めて俺を超えて行け!という熱い気持ちが込められているのです。
最後の「花は咲く」というフレーズにも耳を傾けましょう。
これはNOISEMAKERにしか咲かすことができない花を咲かせ!というメッセージなのです。
NOISEMAKERの美しいアートワークの秘密
AGとHIDEの『DOTS COLLECTIVE』によるアートワーク
AGとHIDEはアートユニット「DOTS COLLECTIVE」としても活動しています。
「Wings」と前作「RED APHELION」のジャケットは二人のペイントによるものなのです。
『ピカソ』の聴こえ方にこだわった
この人生を自分の色に染めてやるんだ
まるでピカソみたいに
この描いたインクの上を歩いていくんだ
出典: Wings feat.JESSE/作詞:AG・JESSE 作曲:HIDE
自分の人生を生きる、という思いを込めた歌詞に「ピカソ」を使ったのはAGのこだわりです。
他にも「インク」という単語が出てくるのはDOTS COLLECTIVEでの活動から来ています。
JESSEは「AGはいつも靴にペンキがついている、それがお前の良さ」と語っていました。
「ピカソ」という言葉がより格好良く聴こえるように彼らはこだわります。
このフレーズは何度もAGとJESSEで文法を書き換えたと言われています。
最終的には「Like Picasso,paint this life~」というフレーズになります。
ラッパーとしての実力に定評のあるJESSEも納得の出来栄えになったと語っています。
JESSE自身もDOTS COLLECTIVEのアートワークのファンであることを公言しています。
「JESSE'S SHOP and FACTORY」ではNOISEMAKERのTシャツを販売していた過去があります。
フットワークの軽くなったNOISEMAKERの今後のアートワークにも注目してみましょう。
【DOTS COLLECTIVE】 NOISEMAKERのAG, HIDEによる アートプロジェクト 長年、自身のバンドマーチデザイン、 絵を制作してきたキャリアを活かした別プロジェクト