【ヴィーナスとジーザス/やくしまるえつこ】MVは○○を使って撮影？！歌詞の意味を徹底考察♪

「ヴィーナスとジーザス」は2010年5月26日に発売されたやくしまるえつこの２枚目のシングルです。

相対性理論のボーカルとして人気のやくしまるえつこさんが、ティカ・α名義で作詞と作曲も行った本作。

アニメ「荒川アンダー ザ ブリッジ」のOP曲として2010年4月4日から6月27日まで、放送されたことで知った人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな「ヴィーナスとジーザス」の話題のMVを紹介した後、アニメの世界観を表現したミステリアスな歌詞も解釈しますよ。

ぜひ最後までお付き合いください！

現在YouTubeではMVが見られないのですが、監督を務めた真鍋大度さんがオフィシャルチャンネルで没になったバージョンの映像を公開していました。

それが、上の動画です。

点で描かれたような女性の姿を様々な方向から見ているような不思議な映像ですよね。

実は、この映像は3Dカメラで撮影したやくしまるえつこさんを回転させたり、変形させたりして作り出しているんです。

MVでは上の動画よりスピードが早く、より鮮明にやくしまるえつこさんの姿が見られる印象です。

また、MVの中にはドットが時折星型に変形するシーンがあり、神秘的な中にも可愛らしさを演出している感じが楽曲に合っています。

「ヴィーナスとジーザス」のMVと同時に話題になったものがありましたね。

それが「YAKUSHIMARU 3D SCAN | TIME-OF-FLIGHT CAMERA」、通称"やくしまる3Dスキャン"。

こちらは楽曲の特設サイトで公開されたもので、MVで使用された素材を自分で回転させた変形させたりできることで注目を集めました。

なお、現在もまだこちらの機能が使用できるかは、筆者のパソコンが対応しておらず試すことができませんでしたが、サイトはまだありましたよ。

気になる方は下記の特設サイトで試してみてください。

リスナーの想像を掻き立てるような歌詞が特徴のやくしまるえつこさんですが、「ヴィーナスとジーザス」の歌詞にはどんな意味があるのでしょうか。

アニメ「荒川アンダー ザ ブリッジ」のために書き下ろした作品なので、今回その鍵はこのストーリーにあると言えるでしょう。

というわけで、まずは簡単にこの作品を紹介します。

テレビドラマが2011年7月〜9月まで放送されたほか、同じキャスト・スタッフで2012年に映画化もした作品なので、知っている人も多いですよね。

原作は2004年から『ヤングガンガン』で連載を開始、作者の産休による休載も経て、2015年7月3日まで連載した大人気作です。

勝ち組エリートだったはずの市ノ宮 行(通称:リク)はある日荒川の橋の下に住む不思議な少女、ニノに命を救われ、その人生が一変することに...。

トップ企業の社長である父から「他人に借りを作るべからず」と教えられてきたリクにとって、命の恩人という借りはあまりにも大きいもの。

何としても恩返しをしたいリク。

何かして欲しいことはないかと言うリクに対して、ニノが言ったことは恋をさせてほしいということでした。

恋人になることを決意し、共に橋の下で暮らすことにしたリクですが、荒川の河川敷の住人は自称金星人のニノを始めとし、変な人ばかり。

星型の顔のロッカーや、河童の村長、ブラザー風なシスターなど。

しかし、共に暮らしていく中で、ニノに惹かれていく...？！

エリートでありながら過度のナルシストであったりと足りない部分も多いリク。

対して、社会的に見たら変わり者の集まりでも、大切な何かを持っている住人たち。

基本はコメディーでありながら、リクとニノの恋を中心に、登場人物の魅力を掘り下げていくことで多くの人を惹きつけた作品です。