Mr.Childrenの「渇いたkiss」ってどんな曲?
「IT'S A WONDERFUL WORLD」に収録
「渇いたkiss」はMr.Childrenの2002年に発売された10枚目のアルバム「IT'S A WONDERFUL WORLD」に収録されています。
ファンクラブの限定ツアー「Mr.Children FATHER&MOTHER 21周年ファンクラブツアー」の開催前の「会員が選ぶ最もライブで聴きたい曲」では9位に選ばれました。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/IT%27S_A_WONDERFUL_WORLD
「渇いたkiss」の歌詞の意味をチェック!
歌詞を深掘り!
切なくて少し粘着質な男の心を描き出す歌詞を見ていきましょう♪切ない男の心の動きに胸が痛くなりますよ。
ちょっと駄目な男が出てきます。
生温い空気がベッドに沈黙を連れてくる
もう うんざりしてるのは僕だって気付いてる
君が最後の答えを口にしてしまう前に
渇いたキスで塞いでしまう
それでなんとか今をしのげればいいのに
出典: 渇いたKiss/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
体を重ねた後、生ぬるい空気が部屋中に広がっています。もう言葉を交わしたい気持ちもなく、ただ快楽に身を任せているだけ。
君の心が僕の方へ向いていないこと、僕のことをうんざりしていることなんてもう分かり切っています。
でも、君が別れを言い出す前に「渇いたkiss」=「欲望まみれのキス」で口を塞ぐのです。
今はこうして先延ばしにすればいい。気持ちは僕に向いてないけど、まだ身体は僕のことを求めているはずだから。
身体だけの関係でも、つながっていられるだけで今はいいのです。なんとも切ない男の気持ちですね。
いつからか君は取り繕い 不覚にも僕は嘘を見破り
よくあるフォーマットの上 片一方の踵で乗り上げてしまうんだ
誰かが禁断の実摘み取り 再び次の果実が実る
揺るぎのない決心に凍りつく顔
力のない瞳が映すのは僕という過去なんだ
出典: 渇いたKiss/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
いつからかもう覚えていないけど君は僕に対して嘘をつき始め、そして僕も知りたくなかったけど嘘を見抜いてしまった。
嘘とわかっているのに何とかやり過ごしてきた。誰もが経験する、よくあるフォーマットのような別れへの流れ。
君はもう、僕以外の誰かという禁断の果実を摘み取ってしまんたんだろう。
今現在、君の瞳に映っている僕はここにいる僕ではなく、君と僕が過ごした過去の僕です。
渇いたKissで口を塞ぐ
ある日君が眠りに就く時 僕の言葉を思い出せばいい
そして自分を責めて 途方に暮れて
切ない夢を見ればいい
出典: 渇いたKiss/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
今は無理かもしれないけれど、いつか君がベッドで眠るときに僕の言葉を思い出して欲しい。
そして君が僕にしたことを自分自身で後悔して、切なくなり、途方に暮れ、涙を流してくれればいいなんて願っているのです。
好きになった人に対してこんな気持になることってありますよね。人間は神様ではないので、綺麗事だけでは生きられません。
別れた人のしあわせを願うことをできればいいのですが、それが出来るのは傷が癒えて時間がたった後です。
なかには時間がいくら経っても、古傷を抱えて生きていかなければならない人もいますからね。
「時間が立てば大丈夫だよ!」なんて安っぽい慰めは今はいりません。
とりあえず僕はいつも通り 駆け足で地下鉄に乗り込む
何もなかった顔で 何処吹く風
こんなにも自分を俯瞰で見れる
性格を少し呪うんだ
出典: 渇いたKiss/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
僕はいつものように何事もなかったように地下鉄に乗って通勤をして会社に行っている。
本当は冷静でいられる気持ちじゃないのに、いつも通りの行動している自分の性格に嫌気がさす。
こんな性格だから振られたんだろうかなんて自己嫌悪に陥ってる様子も歌詞から感じます。
後悔しても君は決して戻ってこないけど後悔することしか、今できることはありません。
この苦しみはいつまで続くのでしょうか。