噂の真相、その1は曲名の読み方にあります。

『我起立唯我一人』と書いてアイ・スタンド・アローン』と読む説が一番有力とされています。

歌詞でもそのように歌われているのでその説を信じてきましたが未だに真相は曖昧模糊です。

噂の真相、その2はそもそもの曲名にあります。

実はこの曲には以下の3種類の表記が存在するのです。

  1. 『我起立唯我一人』
  2. 『我起立一個人』
  3. 『我起立独立一個人』

インディーズ時代の名作『SCHOOL GIRL BYE BYE』では1番上の曲名で表記されています。

しかしライブ盤の『シブヤROCK TRANSFORMED状態』以降次々表記が変化していくのです!

しかも歌詞が少しずつ変わっていくという謎まで付いています。

いつか真相を知りたいと思いつつ月日ばかりが過ぎていく...。

今回は1番最初の表記で『我起立唯我一人』で採用させていただきました。

第5位『DESTRUCTION BABY』

DESTRUCTION BABY/NUMBER GIRL

古参ファンがおすすめするNUMBER GIRLの人気ランキングもいよいよTOP5になりました。

第5位に挙げさせていただくのは20世紀最後の作品『DESTRUCTION BABY』です。

名物となったアヒト・イナザワのカウントが示す通り初のUS録音作として話題となりました。

プロデュースはMercury Revのメンバーでありプロデュース業にも定評のあるDave Fridmann

MogwaiやBELLE AND SEBASTIANといった“静”と“動”に特化したオルタナ作品はほぼ彼が手掛けていました。

その後のナンバガのアルバム『SAPPUKEI』や『NUM-HEAVYMETALLIC』でも彼がプロデューサーを担当。

このことからも分かる通り、この楽曲は彼らのその後の音楽性の萌芽が収められた作品だといえるでしょう。

Dave Fridmannとの邂逅が決定付けた後期NUMBER GIRLサウンド!

【NUMBER GIRL】人気曲ランキングTOP10を発表!古参ファンのおすすめソングはこれだ…!の画像

一方、当時の日本のアンダーグラウンドシーンで盛り上がっていたのがレゲエから派生したDUB。

音響に異常とも取れるこだわりを持っていたNUMBER GIRLがDUBに傾倒するのは必然でした

そこで彼らがプロデューサーとして希望したのがDave Fridmannだったのです。

うねるようなベースラインと切り裂くようなギターの組み合わせ。

この80年代のUKパンクシーンを想起させるサウンドが後期NUMBER GIRLを決定付けたのです。

終盤のギターソロからの絶叫がとにかく格好いいのでぜひライブで体感してください!

第4位『Omoide In My Head』

【NUMBER GIRL】人気曲ランキングTOP10を発表!古参ファンのおすすめソングはこれだ…!の画像

NUMBER GIRLのおすすめ人気曲第4位は『Omoide In My Head』です。

インディーズ時代の楽曲であるにも関わらず未だにファンの涙を誘う理由とは?

2002年11月の札幌PENNY LANE 24で行われたラストライブの最後に演奏された曲なのです!

ファン感涙のお約束!

Omoide In My Head/NUMBER GIRL

現実と残像はくりかえし
気がつくとそこに
ポケットに手を突っ込んで
センチメンタル通りを
練り歩く17才の俺がいた

in my head

omoide in my head

出典: Omoide In My Head/作詞:MUKAI SHUTOKU 作曲:MUKAI SHUTOKU

ドラムス、アヒト・イナザワ」の掛け声で始まるのが『Omoide In My Head』お約束。

このようなお約束を最後まで貫き通す所にNUMBER GIRLの人の良さが滲み出ています

そしてこの曲はNUMBER GIRLのライブではラストナンバーとしてのあまりにも有名なのです。

USインディーロック直系のサウンド。

歌われるのは向井秀徳の10代の頃の記憶です。

初期衝動を大切にするNUMBER GIRLだからこそ生まれた奇跡のような名曲

それが『Omoide In My Head』なのです。

初期からライブの定番として演奏されてきた、彼らの原点ともいえるこの曲。

情景がありありと浮かんでくる、優れた小説のような歌詞が私たちの心を刺激します。

彼らだからこそ出せるセンチメンタルな轟音が堪能できる1曲です。

第3位『Num-Ami-Dabutz』

NUM-AMI-DABUTZ/NUMBER GIRL

NUMBER GIRLの人気ランキングもいよいよTOP3です。

ここからは超有名曲が怒涛のように押し寄せます!

第3位は諸行無常のZAZEN STYLEの完成形、その名も『NUM-AMI-DABUTZ』です。

『NUM-AMI-DABUTZ』は2002年に発表された6thシングル

そして怪奇傑作アルバム『NUM-HEAVYMETALLIC』のリード曲です。

向井秀徳監督の手掛けたサイケデリックな色彩と狂った衝動にまみれたMVをご覧ください。

彼が後期のNUMBER GIRLにおいて作り出したかった世界観が曲と映像で堪能できる作品です。

NUMBER GIRLにしか辿りつけない境地

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『DESTRUCTION BABY』で切り開いたDUBとパンクのハイブリッドサウンド。

そして『TOKYO FREEZE』で確立したラップとも念仏ともいえる摩訶不思議なボーカルスタイル。

それらが混然一体となることで未だかつてない境地に辿り着いた瞬間が収められています

NUMBER GIRLの解散後、次々と生まれた素晴らしいバンドたち。

しかし彼らのような泥臭く、ハイブリッドなサウンドは今後も生まれることはないのでしょう。

なぜ『NUM-AMI-DABUTZ』が1位じゃないの!

そんなお怒りも残り2曲をお聴きいただければ納得すると思います...。

名曲揃いのNUMBER GIRLの中で、ベスト2に残ったのは一体どの曲なのでしょうか。

ファンの方はもうお気づきかもしれませんが、早速見ていきましょう。