第2位『IGGY POP FAN CLUB』
活動初期から愛され続ける楽曲
古参ファンがおすすめするNUMBER GIRLの人気曲第2位は...。
粒ぞろいの名曲が並ぶインディーズ時代の名盤『SCHOOL GIRL BYE BYE』。
その中でももっとも愛され続けたのが『IGGY POP FUNCLUB』なのです。
青春時代、彼女に聴かせたレコードは?
何度となく聞いたこの部屋で
君の夏 初体験物語
このレコードを君は嫌いって言った
この曲を笑いながら
ヘンな歌って言った
あの曲を いま聞いてる
忘れてた 君の顔のりんかくを一寸
思いだしたりしてみた
出典: IGGY POP FUNCLUB/作詞:MUKAI SHUTOKU 作曲:MUKAI SHUTOKU
好きだったあの娘に「コレいい曲だよ♪」なんて聴かせた音楽。
ところが彼女の表情はちょっと、いやかなり微妙でした。
そんな「インディロック好き男子あるある」を見事に楽曲に落とし込んでいます。
思い出すたびに赤面してしまう...そんな記憶は誰にもあるものです。
向井秀徳は大好きなIggy and the Stoogesの『Raw Power』を聴かせてしまったのでしょう。
そしてNUMBER GIRLファンの男子には『NUM-AMI-DABUTZ』を聴かせてしまった淡い思い出が...。
そんな記憶もいつの日か青春時代の懐かしい思い出になるのです。
以上の理由で第2位には『IGGY POP FUNCLUB』がランクインいたしました。
後期とはまるで違う世界観ながら聴き比べても何故か一貫性を感じるのは、彼らの演奏の強烈な個性が原因でしょうか。
歌詞の形容し難い甘酸っぱさは、初期の彼らだからこそ作り上げられたもの。
過ぎ去った季節を感じさせる、切なくも美しい1曲です。
第1位『透明少女』
お約束の前振り「そんなあの娘は...」
彼女は「すずしい」と笑いながら夏だった
透きとおって見えるのだ
狂った街かどきらきら...
気づいたら俺は夏だった風景
街の中へきえてゆく
出典: 透明少女/作詞:MUKAI SHUTOKU 作曲:MUKAI SHUTOKU
古参のファン(アラフォーです)でなくとも知らない人はいないであろう『透明少女』。
1999年発表のメジャーデビューシングル、そして1stアルバムのリード曲です。
ライブの際は必ず向井秀徳の「そんなあの娘は『透明少女』!」というお約束の前振りで始まります。
初期のNUMBER GIRLは煌めく青春時代を過ごす少女の姿がアイコンでした。
『透明少女』は90年代日本の音楽シーンを象徴する楽曲として永遠に聴き継がれることでしょう。
というわけで文句なしの第1位は『透明少女』に決定いたしました!
前期のナンバガの持つ青春的な煌めきの中に、後期の殺伐とした感覚も微かに含有されたサウンドと歌詞。
歌詞に夏という言葉が出てくることも分かる通り、どこか爽やかさの感じられる楽曲です。
彼らの魅力の詰まった、ナンバガを聴いたことのない人に勧めるのにもピッタリの入門に適した1曲といえるでしょう。
最後に
今回は再結成を表明したNUMBER GIRLの人気曲TOP10を発表いたしました。
「またヤツらとナンバーガールをライジングでヤりてえ」
そんな向井秀徳のコメント通り最初のライブは「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO」。
その後もツアー日程が続々と発表されています。
詳細はオフィシャルHP「狂う目」を随時チェックしてみてください!
ナンバーガール・オフィシャルサイト 狂う目 | NUMBER GIRL official website
NUMBER GIRL(ナンバーガール)公式サイト。最新ニュース、ライブ情報、バイオグラフィ等を掲載。