水曜日のカンパネラ「桃太郎」には続きがある？歌詞やPVが面白い！！

「桃太郎」は2014年11月5日に発売された、4枚目のミニアルバム「私を鬼ヶ島に連れてって」の収録曲です。

ユニークな歌詞の世界観に合ったシュールなタッチのコミカルなアニメーションのPVでも話題になりました。

「桃太郎」のPVは歌詞のストーリーに沿った映像になっていますので、まずはあらすじを紹介します。

夏休みだからといって祖父母の家で、宿題もせずゴロゴロしながらゲームしてばかりの毎日を過ごす太郎少年。

そんな姿を見かねた祖父母は怒り、太郎は鬼ヶ島に行かなければならなくなったのでした。

しかし、与えられたのはきびだんごだけの上、友達のいない太郎の仲間になってくれたのは犬と猿とキジ。

ペットと一緒に鬼退治なんて正気の沙汰じゃない！ぬるま湯のような人生を送ってきた太郎は果たして鬼と戦えるのか…！？というのがあらすじです。

あらすじを紹介しましたが、実はこのPV、最後がキジに乗って鬼ヶ島へ飛んでいく桃太郎の絵とともに「つづく」という文字が出るため、続きがあると噂になっているそうですね。

しかし、これは演出で、別に続編があるというわけではありません。

続きの曲があるわけではありませんが、強いてPVのアニメーションの続きを指摘するとすれば、こんな展開が予想されます。

全編に渡っておじいさんとおばあさんはきびだんごの製造会社の責任者であり、鬼と一緒にラジオできびだんごの宣伝をしているシーンが映ります。

また、おばあさんに至ってはツノが生えており、鬼を取り仕切って音楽ユニットまで組んでいるという場面もありますね。

そして最後に描かれているのは、鬼ヶ島へ飛んでいく桃太郎とキジに対する形で描かれているのはおばあさんと鬼が一緒に腕を組んでいる姿。

つまり、怒った祖父母から鬼ヶ島にでも行ってしまえと言われ散々怯えた太郎でしたが、結局鬼ヶ島についてみたら、鬼ヶ島にいたのはおばあさんと優しそうな鬼だけだった、めでたしめでたしという展開がPVの続きといえるのではないでしょうか。

ここまであらすじなどを紹介したので、大体の曲の内容はわかっていただけたと思いますが、さらに気になる歌詞をピックアップしていきます。

昔話桃太郎の有名な冒頭が、ルー大柴顔負けの英語混じりの歌詞でなんともポップな感じになっていますね。

しかも、おばあさんに至っては洗濯ではなく後々太郎の仲間になるフサフサの小型犬を洗っています。

ヨークシャーテリアでしょうか、どう見ても戦力にはなりませんが「はっ！」という歌詞に合わせて舌を出している姿がとってもキュートですね。

そして、今やマニアの間でのみプレーされている「PCエンジン」。

躊躇なく企業名、商品名も躊躇なく出してしまうのが水曜日のカンパネラらしいです。

ゲーム関連の単語の羅列みたいになってますが、懐かしい人も多いのではないでしょうか。高橋名人は曲中何度も出てくる「魂の16連射」の伏線なので、キーワードの一つですね。

この部分もメガドライブはセガが1988年に出したゲーム機、ネオジオはSNKが出したゲーム機。

そして、任天堂のゲームボーイアドバンスになってくるとさすがにわかってくださる読者が多いのではないかと思います。

結局何が言いたいかというと、太郎が「勉強・宿題そっちのけ」でゲーム漬けになっているということですね。