西野カナ【My Baby】歌詞の意味を徹底解説！幸せなはずなのになぜ？…別れても忘れられないあなたへ

みなさんは失恋をしたことはありますか？

大好きなあの人に告白をしたのに、フラれて泣いてしまった方。

中には付き合うことができたのに別れてしまったという方もいるでしょう。

大好きなあの人とずっと一緒にいたのに、少しずつすれ違ってしまって。

大好きだったはずなのに、嫌な部分しか見えなくなって。

繰り返していく喜びと悲しみを一緒に乗り越えられるのは、実は当たり前のことではないのかもしれません。

今回解説していくのは西野カナの楽曲「My Baby」です。

恋人と別れた後も幸せな日々を送っているはずなのに、どこか満たされない心。

心に空いてしまった穴は、他の何を詰めようとも埋めることはできませんでした。

忘れられない元恋人への思いを綴った失恋の歌です。

西野カナの「My Baby」は、シングル『SAKURA, I love you?』(2012)のカップリング曲として収録されています。

彼女の真骨頂ともいえる艶やかな声で歌い上げるバラードナンバー。

エレクトロを基調にしながらも、アコースティックサウンドが溶け込み、曲も歌詞も堪能することができます。

日本語と英語を行き来して綴られていく歌詞。

和訳を交えながら解説していきます。

＜和訳＞

“いつも君と私は一緒にいて

君は私のものだった

君だけが私の恋人だと思っていた”

主人公である“私”と“君”は、以前付き合っていたようです。

この曲が始まった時には、すでに別れてしまっている様子。

まだ君と付き合っていた頃の主人公の心情が描かれています。

付き合ってから、すぐに別れたというわけではないのでしょう。

歌詞からは二人が深い関係性を築いていたことが読み取れます。

どんな景色も共有してきた二人。

幸せだったことも、辛かったことも一緒に経験してきたのでしょう。

その頃は別れなんて想像することもなく、いつまでも続くものだと考えていたようです。

しかし別々の道を歩んでいるのが現実。

幸せだった記憶も少しずつ薄れていくことに、淋しさを感じているようです。

別れてからどれぐらいの時間が経っているのでしょうか。

冒頭で記憶が薄れていく様子を描いていたことからも、ある程度の月日は経過しているようです。

もしかしたら付き合っていた時間が幸せであっという間だった分、一日を永く感じているのかもしれません。

新しい道を歩み始めた主人公。

君と別れた後も自分なりの幸せを見つけ、充実した日々を送っているようです。

しかしそれは強がっているだけ。

最後の行は胸に抱える淋しさが滲んでいます。