「薄紅の夜明け」という表現に独特な世界観を感じますね。
朝の陽ざしと言えば白や黄色をイメージすると思いますが、薄紅という夜明けの色とは結びつかないような言葉を使っています。
薄紅色というと、桜の花をはじめ花の色を連想する方も多いのではないでしょうか?
「薄紅の夜明け」というのは、花のつぼみが開くような柔らかく優しい夜明けという印象ですね!
更に憧れの歌でありながら、まだ誰も知らないと一見矛盾するような歌詞が続きます。
知らないのに憧れの歌というのは少し変な気がしますよね。
これは、「誰も聞いたことのないような歌のように、まだ誰も知らない存在に対する憧れの気持ち」の比喩ではないでしょうか。
僕らが行ける限りある果てまで
遠ざかる未来を懐かしく照らしてる
去り行く君の為誰かが繋ぐメロディー
流れるその先へ僕たちを連れて行く
出典: 夢の大地/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
次の歌詞で登場するのは未来というワードです。
「僕らが行ける」、「僕たちを連れて行く」などの歌詞から、この曲は未来へ進んでいくという意味が込められた歌詞だとわかりますね。
しかし、ここでもまた矛盾を感じる歌詞が登場します。
「懐かしく照らしてる」というのは、未来の話だとおかしいですよね。
行ったことのない未来を何故懐かしいと感じるのか。
これは、未来には必ず過去から現在へ繋がれたものが存在するという、いわば歴史的存在を意味しているのではないでしょうか!
『歴史秘話ヒストリア』という番組のEDテーマだけあり、この曲には歴史を感じさせるメッセージが込められています。
夜空の何処かにあるという見えない星を目指し
逆巻く時の彼方へと僕らはいつでも未来を連なる
夢を急ぐ踏み分けた荒野に灯火を残していく
出典: 夢の大地/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
「見えない星」というのはまだ来ない未来、つまり先の見えない将来を意味しているのだと思います。
「連なる」とは一列に並ぶ、切れることなく続くと言った意味があります。
「未来を連なる」からは、沢山の人たちが一人ひとり一列に並び、同じ未来へと進んでいく。
もしくは過去から未来へ、人生が途切れることなく続く、といった印象を受けます。
誰にでも同じように未来はやってくるし、未来は過去から繋がって出来ているという、歴史的なメッセージが感じられますね。
そして自分たちが歩いてきた荒野に灯火を残すことで、次にこの道を歩いてくる人に灯火=道しるべを残している、という意味ではないでしょうか!
『夢の大地』の歌詞には、過去から現在、そして未来へと続いていく歴史的メッセージ、そして次の世代を導く道しるべ的なメッセージが込められていると感じます!
突然の活動休止!?Kalafinaの今後はどうなるの?
人気絶頂のKalafinaですが、2017年に活動休止になるのではないかという報道が世間を騒がせました。
事の発端はプロデュースを手掛ける梶浦由記が事務所を退社し、フリーとして活動していくと発表したことです。
これによりKalafinaの活動も事実上休止になるのでは?とファンの間では話題となりました。
2018年もライブ活動アリ!今後の活動を見守ろう
活動休止情報が流れたKalafinaですが、2018年現在もライブ参加などのイベントを行っています。
2008年に結成されたKalafinaは、今年で結成10周年!
それを記念したドキュメンタリー『Kalafina 10th Anniversary Film ~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~』が、3月30日から4月12日までの二週間限定で公開されます。
まだまだ精力的に活動を続けていくKalafina。10周年を迎えた今年もその活躍を見逃せません!
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