DREAMS COME TRUE「雪のクリスマス」

【雪のクリスマス/DREAMS COME TRUE】隠れた名曲が○○として再び脚光★奥深い歌詞を考察の画像

いつのリリース?

「雪のクリスマス」は、1990年11月21日にリリースされたDREAMS COME TRUE8枚目のシングルです。

B面には「VERY MERRY CHRISTMAS(サンタと天使が笑う夜)」がカップリング。

両方ともテーマが同じクリスマスながら、まったく違うテイストが楽しめる構成になっています。

再び脚光を浴びたワケ

最初のリリースが1990年なので、25年以上前の曲ということになりますが、最近また脚光を浴びています。

多くの曲はシングルカット後、どの時点かでアルバム収録されることが多いのですが、この曲は長らくアルバムに入ってこなかった曲なのです。

やっと満を持して2016年7月7日にリリースされたDREAMS COME TRUE THE ウラBEST!私だけのドリカム」に収録され、リアルタイムで聴けなかった人の耳にも届くようになりました。

しっとりした心地よい音の作り方と、奥深い歌詞の内容で再び脚光を浴びることになったのです。

「雪のクリスマス」はあの曲と同じ?

DREAMS COME TRUEは一般的に知られている曲が多いので、シングルカットされている曲ならどの曲もほぼ聴いたことある、という方も多いのかしれませんね。

となると、もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれません!

あの「Winter Song」はタイトルが違いますが、実はこの「雪のクリスマス」の英語バージョンなのです。改めて聴き比べてみると面白いですね。

「雪のクリスマス」と「Winter Song」の両方が聴けるライブバージョン♪

収録アルバム

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「DREAMS COME TRUE THE ウラBEST!私だけのドリカム」

2016年7月7日にリリースされたアルバムで、2015年同日に発売された前作「DREAMS COME TRUE THE BEST!私のドリカム」にちなんで、このようなタイトルになっています。

吉田自身がCM出演した「go for it」や「うれしはずかし朝帰り」などデビューから間もない頃のヒット作まで網羅されています。

でもやはり話題となったのは初めてアルバム収録になった「雪のクリスマス」でした。

アルバムが発売になった2016年に20年以上の時を超えて、CMソングに起用されるなど再び注目を集めることになりました。

「雪のクリスマス」の歌詞を考察!

では、時を超えて親しまれている「雪のクリスマス」の歌詞をじっくり見ていきましょう。

白の色彩が鮮やかな描写

街灯がともる頃に降る雪が少し
粒の大きさ増した さっきからもう首が
痛くなるくらい 見つめている空

まばたきをたくさんして 目に入る雪をはらう
ふうわりと宙に浮かぶ気がしてよろめいた

私が見えているものすべて
大好きなあなたにも見せたい
歩道の石に重なる白が つぶやきを消してく

出典: 雪のクリスマス/作詞:吉田美和 作曲:中村正人

夕暮れが近づいてきて薄暗くなってくる頃、先ほどから降り始めていた雪がさらに大粒に変わっていきます。

まるで天使の羽のように舞い落ちてくる雪は見飽きることがなくて、時間を忘れて空を見つめています。

次から次に降りてくる雪はそのスピードを緩めることがないので、一生懸命瞬きをしないと、うっかり目の中に入ってしまうほどです。

目の中に入りそうになる雪を手で払おうと目をつぶると、この幻想的な世界と夕闇の境目で、自分が今どこにいるのかわからなくなってしまいそうなくらいです。

こんな素晴らしい景色を「大好きなあなた」と一緒に共有したい、という思いでいっぱいになります。

その思いと比例するかのように、歩道には降り積もった雪が厚みを増していきます。

夕闇の中にも鮮やかな白が浮かび上がるような描写です。

ひたすらに相手を想う深い愛情