実はこの歌を謳っているのは、セカオワではありません。
最初に聞いたときは、てっきりセカオワが歌っているのかと思いました。
とっても似ています。
声のアレンジの仕方や歌い方、声の細さまで。
本当に「そっくり」という言い方がぴったりです。
まだ発売が決まっていない新曲を聞きたい場合は、こちらも聞いてみてください。
「YOKOHAMA blues」の歌詞を公開&解説
まだ発売されていない「YOKOHAMA blues」ですが、歌詞を調べてみました。
部分的なものかもしれませんが、わかる限り解説していきましょう。
YOKOHAMA blues 潮の風に乗って
君の香水の香りがした気がして振り返る
君のいないこの街
君と離れてどれくらいだろう
いつも会うのはYOKOHAMAだった
あれから僕も少し変わって
大変だけどなんとかやれてる
出典: YOKOHAMA blues/作詞:不明 作曲:不明
横浜の港に男性はいるのでしょうか。
きっと昔交際していた女性のことを思っているのでしょう。
その女性が付けていた香水の香り。
その香りがした気がして振り返る、その表現はとても共感できます。
人の記憶は香りと連動していると言われています。
あの時付けていた香水だ!と何となく思い出が蘇ってしまう。
彼氏が付けていたシャンプーの香り、喧嘩していた時の香り。
この歌詞はまさに香の記憶の話です。
思い出の中にあった香りから、彼女を思い出してしまったのでしょう。
そして報告する様に自分の近況をつぶやきます。
夢は彼女といること
あの頃話した夢も叶って
幸せなのかと思ったけれど
やっぱりそうはいかなかったみたい
僕は今立ち止まってる
誰にも期待されてなかった
僕がステージに上がり
容赦なくスポットライトを浴びたんだ
出典: YOKOHAMA blues/作詞:不明 作曲:不明
あの頃話した夢は、きっと有名になって歌うこと。
その時は、その夢が叶えば幸せになれると思っていたのでしょう。
もしかしたら、そのために彼女と別れたのかもしれません。
しかし実際に彼女と離れ、成功を手にした彼。
それが幸せだとは感じられていないのです。
誰にも期待されずに、夢を叶えたのに。
隣には彼女がいないわけです。
考えなかった未来
君のことも僕の未来
忘れぬように考えぬように
僕らは獣のように抱き合った
君の涙の味がした唇
YOKOHAMA blues 潮の風に乗って
君の香水の香りがした気がして振り返る
これってなんの涙なんだろう
出典: YOKOHAMA blues/作詞:不明 作曲:不明
自分の未来も彼女の未来も考えなかった。
しかし今は考えたくなくても、考えてしまうのかもしれません。
きっと恋愛という感情は言葉にできず、グチャっといびつな形になる時があります。
大切なのに離れてみたり。
限界だというところまで頑張ってみたり。
その感情は綺麗でいて、複雑怪奇。
自分でも自分の気持ちを持て余してしまうこともあるでしょう。
そんな気持ちを香りで思い出しているのかもしれません。
ボーカル・Fukaseの実体験
この新曲の歌詞はボーカル・Fukaseの実体験ではないかと言われています。
というのも、彼は横浜のコスモワールドで働いていたことがあるとか。
彼は記憶から消えない恋を、横浜でしたのかもしれません。
横浜はとてもオシャレな街というイメージがありますが、歌詞にするとなおさらです。
きっとFukaseは横浜に来ると、まだ売れていない若い時を思い出すのでしょう。
苦しかった時代、一緒にいた彼女なのでしょうか。
誰にでも思い出す恋の1つや2つはありますが、そんな切ない気持ちを上手にメロディーにのせています。
アップテンポだったり、明るい印象を与える曲が得意なセカオワ。
それなのに、こんなにセンチメンタルになれる曲を作れるのは才能です。