「In My Life」はメジャーデビューEPに収録

【In My Life/SALU】リアルな歌詞を解釈!未来は闇の中…たった一度の人生をどう生きる?!の画像

「In My Life」は、2013年にリリースされた同名のEPに収録されています。

RHYMESTERMummy-DRIP SLYMEPESがフィーチャリングで参加したメジャーデビューEPです。

SALU期待の新人という位置づけですが、デビュー作でありながら先輩ラッパーに引けを取らない存在感

EPラストを飾る「In My Life」のRimixバージョンでは、間奏でPESがラップしています。

今回は通常のバージョンを紹介しますが、両者のキャラの違いが面白いのでRimixの方もおすすめです☆

「In My Life」はポップなヒップホップ

J-POPとヒップホップの融合がキャッチー

「In My Life」はヒップホップに馴染みがない人でも聴きやすい曲調です。

バックに流れるのはドラムのバックビートピアノのアルペジオのシンプルなループ。

おかげで、ラップの歌詞が比較的はっきりと聞き取れます。

また、フックとなる部分はJ-POPのサビと言い換えても違和感のないほど、メロディアスな旋律

ライブの際はファンと一緒に歌えそうで、一体感の出るピースフルな曲に仕上がっています。

それでは早速、「In My Life」のMVをご覧ください♪

家出した妹を探しに行くMV

出演女優はモデルアイドルの玉城ティナ

MVに出演しているのは、SALU玉城ティナです。

玉城ティナは沖縄県出身のモデルアイドルで、RADWINPSや大森靖子MVにも出演しています。

まだ太陽も出ない未明にこっそり家を出ていくのは、玉城ティナ扮する妹。

前髪ぱっつんな髪型がいかにも妹らしく、シャボン玉を飛ばす仕草が大変キュートです。

一方で、本を頭に乗せて寝ていたSALUは兄役。

妹が居ないことに気づくと、必死に手がかりを探して見つけようとします。

普段ステージでパフォーマンスするラッパー姿とは違う、優しいお兄ちゃんの姿が素敵です。

そして、暗がりの中で色んな所へ行き必死に探す様子は、見えない未来に向かって進む歌詞の内容と重なります。

ロケ地は廃墟となった化女沼レジャーランド

家を出た妹が自転車に乗って向かったのは、廃墟となった遊園地

まるでホラーゲーム「サイレントヒル」に出てくる遊園地みたいです。

錆びついた観覧車がちょっぴり怖くも独特の魅力を感じます。

実際にロケ地となった遊園地は、宮城県にある化女沼レジャーランド

2001年から休園して以降、MVの撮影や廃墟ツアーが行われてきました。

確かに、人気のない遊園地は廃墟マニアにはたまらないスポットと思います。

現在は買い手を探しているということですが、廃墟の魅力は是非残しておいて欲しいですね。

それでは、気になる歌詞を筆者が独自に解釈していきます!

未来を信じて今を生きる姿勢に励まされる

今しか見てない僕はノンストップ

僕は未来の事など知らない
2秒先の事だって解らない
だからもう誰も止められない
誰も僕らを足止めは出来ない

出典: In My Life/作詞:SALU 作曲:BACHLOGIC

シミュレーションをして行動することが当たり前の時代です。

電車で移動する際は乗換案内。歩く際にはグーグルマップ。ドライブする際はカーナビでルート検索。

日々シミュレーションは生活に組み込まれ、おかげで便利でスムーズに目的地へ移動できます。

しかし、これはあくまでも順調に進んだ場合。

途中で事故が起きたり台風が進路を変えたり、一度トラブルが起きれば予定は変更せざるを得ません。

予測を立てることは出来ても「いつどこで何が起こるか」は、誰にもわからないのです。

人生においては、誰かと出会ったり、結婚したり、転職したりと様々な出来事が起きます。

「何が起きるかわからないのに手の打ちようがない」と思う方もいるかも知れません。

しかし、これを逆手に取れば現状を突破するエネルギーとなります。

自分の中で限界を設けずに進むことで、思いがけない出会いやチャンスが舞い込むかもしれないからです。

英語と自己暗示でノリよく前に進め

yeah..money i got it
乾杯叫ぼう声高らかに
baby we can do it all
ほらなんでも出来る
思い込みが成せる力は絶大

出典: In My Life/作詞:SALU 作曲:BACHLOGIC