動画の中でも『アコーディオン』が印象的と、水樹奈々さんが言っています。アコーディオンはアナログなイメージがある楽器です。
アコーディオン1台だけで演奏が成立する、完全楽器という一面もありますね。
右手で鍵盤を弾きながら左側の蛇腹になっている所を広げたり縮めたりしているのを見ると、私にはとてもじゃないけどムリな作業。
弾きこなせる方を尊敬します。
PVから聴こえてくる音からは、プロがお気に入りのアコーディオンを気持ちよく奏でる様子が浮かびますね。
アコーディオンの特長でもある和音で非現実的な世界に誘われます。
表通りではなく一本入った路地裏から聞こえてくる音色が心に残ります。
駆け引きにめげないメンタルを
不条理な この運命に 囚われた羽が
いつかあの空 羽ばたけるように
願いながら慈しむように 壊す
出典: BLUE ROSE/作詞:しほり 作曲:福田初・kikurage・石川陽泉
負けず嫌いは悪くありません
伸ばした手と流した涙は糧と武器になってくれました。何も無いように見える空へ飛び立つ日も必ずくるはずです。
“慈しむように 壊す”がクールにゲームの世界を表しています。大切にして愛しているけれど駆け引きをしなければ次のステージには上がれません。
負けることを嫌うメンタルで連戦連勝を目指します。
盛り上げます!歌もテンポもメロディーも
冷たく凍えるその瞳で 刹那の命を焦がしてる
黄昏に揺らめきながら 何度も
無情に引き裂かれるのなら 愛より孤独を共に行こう
繰り返し言い聞かせながら戦う
何も恐れない 傷が痛んでも
守り抜くべき 誇りが燃えているから
出典: BLUE ROSE/作詞:しほり 作曲:福田初・kikurage・石川陽泉
メロディーが耳の中で躍動
テンポが上がる中、熱を帯びた言葉が並びます。作り込んだキャラクターたちが、自分が立つべき場を目指して躍動する姿がイメージできるサビですね。
周囲の空気は上がっていくけれど渦に巻き込まれることを拒否する眼差しで戦いを続けます。
負けの言葉が頭をよぎってもすぐに打ち消して、前を向きます。
絆よりも選んだ道は独りで戦うこと。勝つためのプライドは誰にも負けません。
テーマは夢、あくまでポジティブに
曖昧な世界に落とされて
それでも ただ生き延びるため
魂は 輝くことを 止めない
夢に裏切られて夢を捨て
誰かの夢を救いたくて
出典: BLUE ROSE/作詞:しほり 作曲:福田初・kikurage・石川陽泉
裏切りはチャンスなのか?
新しい「メアレス」のテーマは夢。ただぼんやりと見る夢ではなく、夢に向けて行動をするポジティブな夢で「メアレス」を構成します。
歌詞の中も前向きな言葉が続きます。単純なポジティブを歌うだけではないのが「BLUE ROSE」の世界。
夢からの裏切りなんてなんだか想像の付かない事態ですが、きっぱりと捨ててしまうことで誰かの夢のサポート役を引き受けてしまう。
この切り替えの早さと潔さはゲームの戦い方にも通じるのでしょうか。
未練がましく目の前のことにとらわれていたら、次のステージは見えてきません。
水樹奈々さんは歌で夢を応援してくれます。蝶が飛び続けていることを信じて。
弱い自分を信じることができる?
踏み出した 己の意志を信じる
脆くて儚い ガラスの蝶よ
FLY 闇につかまらないように
やがて散りゆく 最後の日まで
BRIGHT 脈打つ鼓動をつなぐよ
夢は問う
出典: BLUE ROSE/作詞:しほり 作曲:福田初・kikurage・石川陽泉
ガラスの心臓ではなく蝶です
負けることが好きではなく常に勝つことを望んでいるけれど、それは自分を信じているからできること。
弱い自分を知っているからこそ自分を信じることが大切と分かります。
先が見えない暗闇に包まれることを避ける薄い蝶の羽は脆弱な心の様です。でも蝶は飛び続けます。