「ambiguous」のラストは、くり返されるサビとシンプルな一言で終わります。
これまで何度も出てきた「他の誰にも 着こなせない」という言葉がさらに胸に響きます。
少女たちは自分だけの武器、自分だけの服を見つけたのです。
何度も衝突し、絶対に相容れないと思っていた流子と皐月。
しかし抱いていた「想い」は同じだったのだと気づきます。
2人が手繰り寄せた未来は、どこまでも続いていく。
「ambiguous」はそんな明るさを感じる、希望に満ちた曲なのです。
「キルラキル」と「ambiguous」の共通点
歌詞をひとつひとつ見ていくと、「ambiguous」が「キルラキル」にぴったりだとわかりますよね。
ここでは「ambiguous」と「キルラキル」の共通点をもう一度整理してみます。
服に関係した言葉の数々
「キルラキル」で大切な要素となる服。
人間にとって服は当たり前のように身に着けるものですが、本当にその服を着こなせているでしょうか。
服を着ているように見えて、実は服に着られているのかもしれない。
そんな妄想をしたことはありませんか?
「キルラキル」は、その妄想に真正面から向き合い、服を着こなせる人間に成長していく過程を描きました。
「ambiguous」の中にも、服にまつわる言葉がたくさん登場していましたよね。
自分に合わない背伸びしたような服ではなく、自分だけの服を着こなす。
運命の「意図」に操られず、自分で手繰り寄せた「糸」で未来をつむぐ。
服に関係するこうした表現は、「キルラキル」と「ambiguous」の共通点のひとつではないでしょうか。
あふれ出る熱さ
「キルラキル」の展開はとにかく熱い!
画面いっぱいに大きな文字で登場する技名。飛び交う名言や迷言の数々。
そして強大な敵に立ち向かう、手に汗握る物語などなど。
流子や皐月は決して器用ではありませんが、不器用ながらも未来を模索して切り開いていきます。
こうした「キルラキル」の熱さは「ambiguous」にも共通します。
心を突き動かされるような熱さを持った歌詞。
疾走感あふれるビート。
「ambiguous」というタイトルには「矛盾」や「対立」、「あいまいさ」という意味があります。
しかし「ambiguous」で描かれたのは、対立していた者がひとつの未来に向かって共闘する姿。
そして「なんだか わかんない」というあいまいな感情を抱えながらも、前に進む姿。
こうした不器用な熱さも、「キルラキル」と「ambiguous」の共通点ではないでしょうか。
まとめ
GARNiDELiAのデビュー曲「ambiguous」は、「キルラキル」の世界観を表した名曲です。
「キルラキル」と同じように服になぞらえた表現や熱い心にも注目して、じっくり聴いてみてください。
「キルラキル」の主題歌は他にもあります。
こちらもアニメの世界観を感じる曲たちなので、ぜひ記事を読んでみてくださいね!
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