4回作った大同盟なんて ちょいといなしてさ
みんな自由だ 夢を見てたんだ あの時までは

出典: ナポレオン/作詞:OBKR(from N.O.R.K.) 作曲:酒本信太

冒頭から歴史的な事実に基づく歌詞が登場します。

この歌詞に登場する“大同盟”とは第一次対仏大同盟~第四次対仏大同盟を指していると思われます。

こうした大同盟について“夢を見てたんだ”と言い放ってしまうのは何だか爽快な気がします。

この「ナポレオン」という楽曲だけでも、わからない単語を調べていけば世界史の勉強が自然とできてしまいます

パリジャン わかってんだ 大義なんてない会議 いけすかない大臣
待ったなし あいつの孫より君を待ってるナポレオン
ベルナドットにウェリントン「退位まえに退陣なんてしょうもないし」
なんて吐いてマイメン連れてったいま さあどうよナポレオン
英雄は永久だ 停滞は体たらくだ
こんな孤島で うずくまったって世界が変わるかい 行くぞ同士よ
眼前に いるのが 皇帝だ、皇帝だ! Let’s get back!

出典: ナポレオン/作詞:OBKR(from N.O.R.K.) 作曲:酒本信太

上でご紹介した歌詞は、ナポレオンの時代のことを歌っているようで、筆者には現代の日本社会のことを歌っているように思えます。

世襲の政治家よりも、革命家を待っているという歌詞には、閉塞した時代や社会を大転換してほしいという気持ちが乗せられているのではないでしょうか。

また“こんな孤島”というのは、ガラパゴス化している島国日本を指しているようにも思えます。

さてこんな時代に、この国にナポレオンは登場するのでしょうか

焼き払った大草原なんてものともせずにさ
みんな自由だ あの時までは

出典: ナポレオン/作詞:OBKR(from N.O.R.K.) 作曲:酒本信太

先ほど“社会が革命者を待っている”というようなニュアンスのことを述べましたが、だからと言って他力本願で革命を願っていると、私たちは自分で自分の首を絞めかねません

というのも、他人に自分たちの社会の選択を任せてしまうと、革命家は自分の思うように社会を変え、私たちが気づいた頃には“あの時までは自由だと思っていた”という状況に陥りかねないからです。

パリジャンわかってんだピウスかっとなって
BAD入ってパッと思いついたからって
君を飛ばしただけなんだナポレオン
バブル末期仏も独も奥も英も 疲弊してんだって
芸がねえんだメーデーはいますぐにくるぞ帰ってこいナポレオン

出典: ナポレオン/作詞:OBKR(from N.O.R.K.) 作曲:酒本信太

ナポレオンという人物に革命の夢を託して、今こそ動けと訴えます。

メーデーなんて穏やかにやってても、何も変わらないかもしれません。

なら疲弊したこの社会で、古い体質を蹴っ飛ばして駆け出したくなりませんか

英雄は永久だ停滞は体たらくだ
コルシカ野郎凱旋 コルシカ野郎凱旋
コルシカ野郎凱旋 コルシカ野郎凱旋
こんな孤島で うずくまったって世界が変わるかい 行くぞ同士よ
眼前にいるのが皇帝だ、皇帝だ! Let’s get back!

俺が皇帝だ

出典: ナポレオン/作詞:OBKR(from N.O.R.K.) 作曲:酒本信太

白馬に乗り、指揮を執るナポレオンの姿を、あなたは歴史の教科書などで見たことはないでしょうか。

“こんな孤島で~行くぞ同士よ”のくだりは、あの英雄ナポレオンの姿を髣髴とさせる感じがします。

自分こそが皇帝だと言い切って、社会に対して先陣をい切るのはたやすい事ではありません。

しかしこうしたパイオニアがいるからこそ、社会に風穴があいて、新鮮な風が吹き込むような気がします

おわりに

タイトルも歌詞も独特で唯一無二の存在である水曜日のカンパネラ

これからどんな活動をみせてくれるのか、なかなか想像できませんが、きっと彼らはいつも私たちの予想を良い意味で裏切ってくれるはず!

2018年も水曜日のカンパネラのオリジナリティあふれた活動から目が離せませんね!

【ナポレオン/水曜日のカンパネラ】MVのロケ地は〇〇!?歴史の勉強にもなる?!歌詞の意味を解釈!の画像

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