AKB48「ポニーテールとシュシュ」
2010年発売のシングル
「ポニーテールとシュシュ」は、2010年5月26日に発売されたAKB48の16枚目のシングルです。
高橋みなみと前田敦子がセンターをつとめた本作は、これから到来する夏とその中で輝く「君」に想いを馳せる歌詞が歌われるアップテンポな曲に仕上がっています。
オリコン週間チャートでは見事1位を獲得、2010年度の年間ランキングでも5位を獲得する大ヒットとなりました。
初動売上枚数はおよそ51万枚に達し、2000年12月に発売されたモーニング娘。の「恋愛レボリューション21」以来となる女性グループによる初動売上50万枚超えを記録しました。
また、2010年の年末のNHK紅白歌合戦でこの曲を披露したことが影響し、発売から半年以上が経った2011年1月10日付けのオリコン週間チャートで9位にランクインしました。
3種類のバージョンで発売
「ポニーテールとシュシュ」のシングルは、通常盤のType-AとType-B、劇場盤の計3種類が発売されています。
それぞれのバージョンで収録曲が異なるほか、2つの通常盤にはそれぞれ収録内容が違うDVDが付属しました。
また、特典として通常盤には全国握手会参加券と選抜総選挙の投票用シリアルナンバー、劇場盤には個別握手会参加券とメンバーの総選挙ポスター風生写真が同梱されました。
「ポニーテールとシュシュ」のMVは?
「ポニーテールとシュシュ」のMVは、水着のメンバーたちが海辺で歌って踊る爽やかさ溢れる内容です。
撮影はグアムで行われ、AKB48のMV史上初となる海外ロケとなりました。
曲のタイトルに合わせて出演メンバーの髪型はポニーテールで統一されています。
MVの空撮シーンからも分かるように、撮影ではヘリコプターも使用されています。その吹きつける風は凄まじく、メンバーが吹き飛ばされるアクシデントもある中での撮影となったそうです。
AKB48の公式動画ランキング3位
2017年8月28日現在、「ポニーテールとシュシュ」のMVの再生回数は6600万回を超えています。
この再生回数は、AKB48の公式チャンネルの動画の中で第3位の数字です。
ちなみに、第2位は「恋するフォーチュンクッキー」のMVで、再生回数はおよそ1億2000万回となっています。
「ポニーテールとシュシュ」の歌詞を紐解く
太陽の下のの砂浜で
カレンダーより早く
シャツの袖口まくって
太陽が近づく気配
僕の腕から衣替え
青い海 波打ち際で
君と会いたい 裸足の水しぶき
出典: ポニーテールとシュシュ/作詞:秋元康 作曲:多田慎也
歌詞の物語は、夏の始まりを感じさせるような描写から始まります。
カレンダーの日付が夏に入り込む前に、曲の主人公である「僕」は夏の到来、そしてその中を駆ける「君」の姿を想像しています。
女性グループながら、歌詞の視点が「僕」と男性目線になっているのが特徴です。