きゃりーぱみゅぱみゅの「良すた」ってこんな曲です!
イースター!
「良すた」は2017年4月5日に発売されたきゃりーぱみゅぱみゅにとって14枚目のシングル曲です。
実はこの「良すた」は「Let’s start EASTER party!」のテレビCMソングだからなんですね。
「Let’s start EASTER party!」はイオンが「イースター」の楽しみ方を広めるためのキャンペーン広告。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8D%E3%82%83%E3%82%8A%E3%83%BC%E3%81%B1%E3%81%BF%E3%82%85%E3%81%B1%E3%81%BF%E3%82%85
作詞作曲は中田ヤスタカですが、エレクトロニック色は薄く生音が中心の曲なので中田ヤスタカとは一聴しても分かりません。
「良すた」の読み方は「よすた」ではありません。「いいすた」と呼びます。なぜこんなタイトルになったのでしょうか?
日本では「イースター」ってあまり馴染みがないですよね。
イースターはキリスト教にとっての「復活祭」を元にした春の行事です。カラフルに彩られた卵(イースターエッグ)とうさぎがシンボル。
「ハロウィン」と並んで日本でイベントとして普及しそうですね♪
このキャンペーンのために書き下ろされたのが「良すた」=「イースター」なんですね。
単純にタイトルを「イースター」としないところにマーケティングの戦略が見え隠れします。
「良すた」というタイトルにすると「なんて読むの?」と話題になりSNSで拡散される可能性が高まりますからね。
バグパイプの音色が新鮮に感じるイースター普及ソングです。
歌詞にイースターにはつきものの卵が出て来る「良すた」の世界をみていきましょう。
「良すた」のPVをチェック!
かわいいPV!
卵とうさぎが大量に出てきてきゃりーぱみゅぱみゅと戯れるというPVです。
卵の顔が少々グロい(笑)ですが楽しげな映像に仕上がっていますね。
目玉焼きのUFO(?)が上空から現れて、カピバラを奪っていくというシーンがあり面白いです。
キャトルミューティレーションへのオマージュかな(笑)。
PVの最後は卵が卵かけご飯になるというオチ。
「良すた」の歌詞の意味をチェック!
歌詞を深掘り!
良いスタート 良いスタート 良いスタート決めて
温めた卵も孵るはず ちっさい 実際 超スタイル秘めて
良いスタート 良いスタート 良いスタートの巻
暖かくなる前には きっとこんな風が吹くんだわ
新しい場所に向かって 戦いをきっとまだ続けるの
出典: 良すた/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
イースターをアピールしたいCM曲なのでサビが「良いスタート」=「イースターと」という言葉が繰り返されます。
ストレートに「イースター」と歌ってしまっては面白くないということでしょうね。
「良いスタート決めて」=「イースターと決めて」という言葉遊びもみられます。
卵が孵るや暖かくなる前などの春をイメージする言葉が用いられており、春の到来をよろこびで表現していますね。
春は始まりの季節。新しい場所で生活が始まる人もいるでしょうし、毎日が新しい環境で戦いの人もいるでしょう。
そんな春で頑張る人のそっと背中を押してくれる「良すた」です。
自然と頭の中に「イースター」という言葉が残りますのでCMソングとしては大成功ではないでしょうか。
春になってこの曲を思い出すとイオンも思い出してしまいますから(笑)。
良いスタート
良いスタート 良いスタート 良いスタート決めて
温めた卵も孵るはず ちっさい 実際 超スタイル秘めて
良いスタート 良いスタート 良いスタートの巻
あぁ変わらないものがあるの それはきっと美しいわ
瞬きもできないくらいの 雨に打たれても ずっとキミでいて
出典: 良すた/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
サビが耳に残ります。中田ヤスタカはキャッチーなメロディーを作り出す天才ですね♪
春という季節はすぐに移り変わってしまいます。夏になって秋になって冬になってまた再び春が来ますよね。
変わっていく季節の中でも変わらない美しいものがあると歌っています。
周りの環境や批判などで自分の信念が揺らぐことがありますが、自分の人生ですから自分の責任で歩む大切さをここでは歌っているのではないでしょうか。
ポップな曲調ですが「雨に打たれてもずっとキミでいて」というシリアスなメッセージがかえって心に沁みます。
良いスタート 良いスタート 良いスタート決めて
温めた卵も孵るはず ちっさい 実際 超スタイル秘めて
良いスタート 良いスタート 良いスタートの巻
出典: 良すた/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
サビが繰り返されます。CM曲なのでサビがしっかりとしていればいいのです。
15秒もしくは30秒の時間でインパクトを与えればOKなので最低限のキャッチーなサビがあれば成立するということなんですね。
ほんの短い時間で多くの人の心を掴まないといけないのでキャッチーなサビは必須という考えです。
きゃりーぱみゅぱみゅのカラフルなイメージにあった「良すた」ですね。キャラクター性の魅力でCMが決まったのでしょう。
イオンの戦略としてはきゃりーぱみゅぱみゅのファン層の年代を集客したいという戦力ですね。