Ah 雨に煙る駅の前で
不意にきみと すれ違ったよ
ずっと 会わないようにしてたのに
忘れようとしたのに
きみの香りに凍りついてたよ
出典: http://www.littleoslo.com/lyj/home/kinki-kids-%E9%9B%A8%E3%81%AEmelody-%E6%AD%8C%E8%A9%9E-pv-lyrics/
君を思い出さないように、君への想いがぶり返さないように生きてきた主人公が、ある雨の日に、主人公と不意にすれ違ってしまいます。
すれ違いざまに君の香りがまた僕を苦しみの中に放り込んでしまった様子がうかがえますね。
雨はギターの涙と痛み
強がりまで 濡らしてく
ぼくを大人にしたのはきみさ
こんなつらい孤独や 淋しさで
出典: https://twitter.com/aokutoumei720/status/626765308900982784
不意に訪れた君の香りが、僕の傷を深く抉る。
1番のサビでは、「叫び」が「痛み」に変わったのは、その失恋の痛みが体を包んだからではないでしょうか。
好きなものは好きと無邪気に飛び込むことが出来ない、好きなのに我慢しなければならないことをこの恋で覚えた主人公には、大人の憂いが漂います。
本人は全く望んでいなかったことかもしれませんが、僕を変えたのは”君だ”という事実は、君と出会った一つの証になるのかもしれませんね。
ぬぐい切れない心
Ah 捨てずにいたペアリング
明日 森の奥に隠そう
でも ぼくはきみをこころに しまっておくだろう
モノや形にできない姿で
出典: https://twitter.com/200x41/status/920037308841189377
ペアリングをするということは、より特別感を増し共にこれから歩んでいこうという想いが感じられます。それをずっと捨てずにいたということは、どこかにまだよりを戻せるような気がしていたからではないでしょうか。
けれど、もう二度と君と君の人生と交わることはないと覚悟を決めたことが分かりますね。ただ、捨てるのではなく、「森の奥に隠す」ということで、100%想いが立ち切れたわけではないことが分かりますね。
雨はギターの涙と迷い
淋しささえ 癒してく
過ぎた時間はもう戻せない
それはそうさ 確かに そうだけど
出典: http://www.littleoslo.com/lyj/home/kinki-kids-%E9%9B%A8%E3%81%AEmelody-%E6%AD%8C%E8%A9%9E-pv-lyrics/
雨はギターの涙と叫び
悲しみという フレーズを
ひとりぼっちでかき鳴らすのさ
ぼくの空に 静かに雨が降る
出典: https://twitter.com/_songs4u_/status/919848275901005824
1番では「叫び」、2番では「痛み」、そして3番では「迷い」と雨の表現が変わってきます。
心の雨は、ずっと降り続いているのですが、時間がたつことで少し淋しさを乗り越えるようなニュアンスが感じられます。
1番の時には後悔でしかなかった「過ぎた時間は戻せない」という言葉も、ここではちょっと落ち着いて感じられませんか?
悲しさは体の中に残ってはいるけれど、ラストに「静かに雨が降る」という言葉から、失恋の辛さが、叫んだり痛みを感じたりすることで少なくなっているのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
大人の憂いを感じさせてくれるKinKi Kidsらしい名曲「雨のMelody」。歌詞を聴いているだけで、どういう2人がどういう想いで別れ、その悲しみを消化しているのかがイメージできるところが素晴らしいですよね。
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