ニトロデイ「ユース」
2枚目のEP「レモンドEP」先行シングル
今回紹介する「ユース」は、2018年7月25日にリリースされた彼らの2枚目のEP作品である「レモンドEP」に収録された楽曲です。
ハードな中にもしっかりとルーツを感じる音楽でロックファンから支持を得ているニトロデイ。
そんな彼らを引っ張る存在、フロントマンの小室ペイの魅力が凝縮された1曲と言えるでしょう。
また、平均年齢18歳という彼らは、そのフレッシュさ溢れるライブパフォーマンスも魅力的です。
ティーンエイジャーにしか出せない空気感や存在感をしっかりと楽曲に反映しており、まさに「ユース(youth:青年時代)」と呼べるような楽曲、そして、1枚に仕上がっています。
それでは、そんな「レモンドEP」の収録曲を見ていきましょう。
収録曲は?
収録曲は、以下の5曲になっています。
1.レモンド
2.グミ
3.向日葵
4.氷菓
5.ユース
出典: https://www.amazon.co.jp/レモンドEP-ニトロデイ/dp/B07F6C414F
この1枚は「夏」をテーマに制作されたそうです。
爽やかさのあるテーマに留まらず、オルタナティブロックバンドとしての存在感をそこに刻み込むかのように、掻き鳴らされる轟音のギターは初期衝動を素直に表現しています。
しかし、それに寄りかかるのではなく、しっかりと構成された編曲は音楽的にも成長が垣間見える1枚に仕上がっています。
それでは、次にそんなEPに収録された「ユース」のMVをチェックしていきましょう。
MVを徹底解説!
粗いライブ画像がハードなサウンドを引き立てる!
今回、「ユース」のMVを手がけたのは、新進気鋭の映像クリエイターとして名を馳せるRachel Chie Millerです。
まずは何と読むのかってところからですよね。
彼女はミラーレイチェル智恵と言います。
北海道出身の映像ディレクターであり、数々のアーティストのMVを手がけています。
その中でも、きっと皆さんが1度は観たことがあるだろうMVがこちらです。
どことなくこのレトロ感が似ていませんか?
ハッキリとしない世界観というか、なんというか質感が重なってくるように感じます。
これが彼女独特の表現方法なのかもしれませんね。
ちなみにこのMVはホームビデオ1台で撮影を行なったそうで、独特の質感が出てくるのはそれによるもののようですね。
そんなこだわりがしっかりと詰め込まれ、最初から最後まで演奏シーンで展開されていきます。
独自の視点で紡がれる映像からは、けだるさや切なさを孕みつつも、それを振り払うかのような彼らのサウンドと魂が浮き彫りになるような素晴らしいMVに仕上がっています。