あいみょん【What If…】歌詞解釈！理想の恋を語って自虐…アルバムでのタイトルは「ら、のはなし」

大切な人がいなくなったらという仮定で始まった歌は最後にもう一度タイトルを繰り返して終わります。

最初は少し悲しい話なのかなと思って聴いてみるとそうでもなく、むしろユーモラスな内容です。

どこにでもいそうな、自分の意思をはっきりと伝えられない男の子。

自分の想いを自虐というオブラートに包むことで心の痛みを少しでも和らげようとしているのかもしれません。

傷つきたくないという気持ちが自分を傷つけることもあるでしょう。

思い描く理想の恋は人さまざまですが、誰もがうまくいくわけではありません。

誰かの小さな不幸を願ったことがない人は多分いないでしょう。

あいみょんの歌は普通のどこにでもいる私たちの心を掴んで離さないところがあります。

作家を自認するだけあって日常や心の内を切り取って描くセンスに独特で非凡なところがあるのです。

映画の挿入歌として書かれたこの曲は、映画を離れても誰かの心に入っていくのだろうと思います。

アルバム『瞬間的シックスセンス』には映画のために書いた2曲のほかにもいい曲がたくさん収録されています。

代表作になるであろうヒット曲「マリーゴールド」やドラマ「獣になれない私たち」の主題歌「今夜このまま」。

ライブの後半で歌われたら泣きそうになる気がする「GOOD NIGHT BABY」など。

充実の内容ですがまだまだ曲のストックはたくさんあるのだそうです。

あいみょんは自分の個性や語るべきものをしっかり持っていて純粋なアーティスト気質なのが伝わってきます。

2018年の紅白歌合戦出場から翌年の武道館弾き語りライブへと一気に爆発した感のある彼女はまだ20代の前半。

溢れる才能と独特な感性で若者だけでなく幅広い世代に支持されているのが凄いところだと思います。

ここで映画『あした世界が終わるとしても』の予告編をご紹介しておきましょう。

高校3年生の主人公は「ら、のはなし」の内容から想像するより少し冷めた感じの男の子です。

物語はもうひとつの世界とこの世界が交錯するSFで、彼はもうひとりの自分と対峙することになります。

90秒ほどの短い映像ですが、主題歌が見事にはまっているのが分かる予告編なのでよろしかったらご覧ください。

もうひとつ、挿入歌の「ら、のはなし」が流れる映像も次にご紹介しておきます。

イヤホンで音楽を聴きながら歩く女の子。

「ら、のはなし」のリズムが心地よく、表情からは明るく人懐こそうな性格が伝わってきます。

主人公の男の子が好きになるのもなんとなく分かるような映像です。

ふたりの恋の行方はいったいどうなるのか気になりますね。

音楽メディアOTOKAKEにはあいみょんに関する記事がたくさん公開されています。

その中からふたつご紹介しましょう。

まずは『瞬間的シックスセンス』に収録されている軽快なロックンロール「夢追いベンガル」の記事です。

疾走感の中に見える孤独について考察されていますので是非読んでみてくださいね。

もうひとつはあいみょんのおすすめ人気曲ランキングTOP10の記事です。

OTOKAKEの数多い記事の中でも多くのアクセスを集めているので、こちらもおすすめです。

あなたの好きな曲は何位に選ばれているのでしょうか？