とりあえず女の子目当てに出かけました。
ここからは重要なキーワードが登場する核心部分に入ります。
歌詞の問題個所
I know our Shape is always a masterpiece
HEY DO YOU DO YOU WANNA DO IT?
(ASK YOUR MOMMY)
It’s so dangerous
It’s so dangerous
Oh honey
出典: Do Ya?/作詞:I Don’t Like Mondays. 作曲:I Don’t Like Mondays.
【和訳】
俺たちの格好はいつだってイケてるさ
おい、ヤルか、ヤリたいか?
(お前の母ちゃんに聞いてみろ)
めっちゃヤバイ
めっちゃヤバイ
なあ、かわいこちゃん
Cメロからサビにあたるパートですが、実際の歌はこの前後のパートに違う歌詞が入っています。
話しの流れとしては、この後にお気に入りの女の子が見つかってからの内容です。
ラブ&ピース
You wanna take our pic for Instagram?
HEY DO YA? DO YA?
LET’S DO“LOVE & PEACE”
出典: Do Ya?/作詞:I Don’t Like Mondays. 作曲:I Don’t Like Mondays.
【和訳】
インスタグラムのために俺たちの写真を撮りたいか?
ヘイ、ヤルか? ヤルか?
「ラブ&ピース」で行こうぜ
ここで「ラブ&ピース」という重要なキーワードが登場しました。
いろいろなアーティストの楽曲や映画のタイトルにもなっているので、皆さんも目にしたことがあるでしょう。
最に使われたのは1969年のジョン・レノンとオノ・ヨーコにまで遡ります。
ベッド・イン(Bed In)は、1969年3月と6月に行われたジョン・レノンとオノ・ヨーコによる「平和活動パフォーマンス」。
当時のジョンは平和活動を語ったパフォーマンスや前衛的作品に深く傾倒しており、「ラヴ&ピース」の代表的イベントとして催された。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ベッド・イン
ロックの伝説的なイベント「ウッドストック・フェスティバル」が開催されたのは1969年8月。
「ラブ&ピース(愛と平和)」の祭典がテーマでした。
ジョンとヨーコのベッド・インは1969年3月と6月の2回行われています。
ベトナム戦争が行き詰まり、反戦活動が盛んな時代でした。
ロック・ミュージシャンも表現の手段として「ラヴ&ピース」をテーマに結集。
音楽で時代を変えられると夢を信じていました。
しかし、70年代に入ると急速に失速していきます。
そして、「ラヴ&ピース」という言葉だけが残りました。
果たしてI Don’t Like Mondays.はこうした「ラブ&ピース」の時代背景を知った上で使ったのか。
メンバーの音楽性はバラバラだけど、ベースの賢二はUKロックが好き。
その辺にカギがあるのかもしれません。
「ラブ&ピース」の背景を知った上で歌詞を見ると、ちょっと皮肉っぽく聴こえてくるから不思議です。
掛け合いの歌詞
ここからは歌と歌詞が元に戻って一致します。
お目当ての女の子
Who’s gonna fall in love? (whatever?)
Who’s just breaking up? (That’s okay.)
You know what (pretty)
You know what (pretty)
I DON’T GIVE A SHIT!!
出典: Do Ya?/作詞:I Don’t Like Mondays. 作曲:I Don’t Like Mondays.
【和訳】
誰に惚れたって?(どうでもいい?)
誰が別れたって?(大丈夫)
あのさあ(かわいい)
あのさあ(かわいい)
おれは気にしない (興味がない)
カッコの部分とで掛け合いになっています。
非常に広い意味で使われる俗語の「SHIT」を使っているのがポイントです。
Baby, I think I’m crazy in love
I’m gonna stick with you
You say NO NO NO NO
I DON’T GIVE A SHIT!!
(GOD DAMN)
出典: Do Ya?/作詞:I Don’t Like Mondays. 作曲:I Don’t Like Mondays.
【和訳】
ベイビー、めっちゃ愛してる
お前とすっと一緒に居たい
お前はダメダメダメダメっていう
俺は気にしないぜ
(くそ)
どうやらオキニな女の子が目に留まったようです。
「stick with」は「ずっと一緒に居たい」とか「手放さない」という意味になります。
ただし、「stick」は棒や棹なので、Bメロにある「bone」に対応すると考えてよいでしょう。
すると「ずっとヤリ続けたい」という意味にも取れます。
でも女の子にはダメ出しされている模様。
最後の「GOD DAMN(くそ!)」に悔しさが滲み出ています。
このあとはこれまでの歌詞を組み替えながらリプライズしていきます。
ここまで見てくると「Party」はいわゆるパーティーではないことが分かるでしょう。
金曜の夜にナンパするため外に出よう、出てみたら、といった話が歌われています。