バルーン最大のヒット曲【シャルル】をご紹介!
10代からカラオケで絶大な人気を誇る曲!
ボーカロイドプロデューサー、バルーンによる楽曲【シャルル】。
ニコニコ動画やボーカロイドが好きな10代を中心にカラオケで火が付いたこの曲。
ニコニコ動画の歌い手として人気の96猫やVTuberの富士葵。
女優や声優としても活躍する神田沙也加もカバーしている楽曲となっています。
今や彼の最大のヒット曲といっても過言ではないでしょう。
バンドサウンドながらもどこかオシャレなフレーズがふんだんに盛り込まれている今作。
まずは原曲MVをご覧下さい♪
楽曲の歌詞を解説する前に、まずは楽曲の本家映像をおさえておきましょう。
ボーカロイド楽曲の多くがそうであるように、映像と共に歌詞も表示されています。
その表示のされ方も非常に洒落ており、歌詞が映像の演出の一環となっているのも人気のポイントでしょう。
また、バルーンといえば長年ともに映像班としてタッグを組むアボカド6も忘れてはいけない存在ですね。
今作に関しても彼のイラストによって楽曲の世界観が描かれています。
須田景凪本人歌唱バージョンも併せてチェック!
また、そもそも原曲はバルーンがv flowerというボーカロイドを用いて作ったものでした。
しかしバルーンといえば、現在は須田景凪という名義でアーティストとしても活躍していますね。
そんな彼がまだ須田景凪として本格的な活動をする前に、本人歌唱バージョンのシャルルも発表しています。
ボーカロイドの楽曲が少し聴き慣れない…という方にはぜひこちらをお聴き頂ければと思います。
原曲のバージョンからは少し歌いやすいようにキーを下げたバージョンとなっていますね。
この2つのバージョンがあることも、多くの人にカラオケで愛された要因の1つかもしれません。
元々ボーカロイドの楽曲は女性ボーカルの曲が多く、男性はキーを調節して歌っていることがほとんど。
しかしあまり音楽に馴染みのない方がキーを調節して歌うということはなかなかの至難の業です。
ですがこの本人歌唱のバージョンがあれば男性でも簡単に歌う事ができますね。
そういった理由も、多くの人が歌えるという点においては功を奏したといえるでしょう。
早速歌詞を見ていこう!
それでは楽曲をお聴き頂いたところで、歌詞の解説に参りましょう。
この楽曲のテーマはずばり『別れ』。
バルーンはこの曲で、どんな別れの情景を描いているのでしょうか?
来るべくして来た別れの時
さよならはあなたから言った
それなのに頬を濡らしてしまうの
そうやって昨日の事も消してしまうなら
もういいよ 笑って
出典: シャルル/作詞:バルーン 作曲:バルーン
冒頭に描かれているのは、今まさにさよならを告げたとある2人の別れ。
きっとこの2人、お互いにとって大切な相手だったのでしょう。
ですがもはやそれは昔の話。
別れを告げた側のはずなのに、なぜか泣いてしまう『あなた』。
泣きながら別れを告げる相手を責める事などできません。
泣きたいのはこっちの方なのに、と心のどこかで『わたし』は思っていることでしょう。
そんな『あなた』への最後の『わたし』の気持ちはどこか投げやりにすら感じますね。
この2人の別れは、来るべくして来たものであるというのが読み取れるように思います。
鮮やかな世界と、遠ざかる『わたし』
花束を抱えて歩いた 意味もなく
ただ街を見下ろした
こうやって理想の縁に心を置き去っていく
もういいか
出典: シャルル/作詞:バルーン 作曲:バルーン