「君の名は。」でブレイク?
これまでにも女優として、声優として活躍してきた上白石萌音ですが、やはり彼女の名を知らしめたものの1つに映画「君の名は。」があることは間違いないでしょう。
口コミで評判が広まり、興行収入は爆発的に増えましたし、リピートして見る人もかなり多かったようです。
映画で知名度アップも
これまでにも芸能活動をし、テレビにも出演していた上白石萌音ですが、まさに社会現象とも言えるような状況を巻き起こした「君の名は。」の存在は大きいでしょう。
上映開始されてから半年近くは、いつ映画館に言っても「君の名は。」が上映されている、という状態が長く続きましたね。
それほどまでに人気と知名度の高い映画のヒロインを務めたと言うこともあり、彼女の存在は、もう1人の主人公・立花瀧の声優を担当した神木隆之介と共に、大きな話題を呼びました。
実は歌手活動もしていた!
実は彼女、2014年から歌手としての活動も始めていて、様々な楽曲を仮歌としてレコーディングしています。
さらに2015年には「The Favorite Songs」というMVも制作し、YouTubeの公式チャンネルで公開した経験もあるんですね。
そう言った意味では、満を持して向かえた晴れ舞台とも言えるかも知れません。
彼女の歌声が多くの人に届き、感動を与えたことは偶然ではなく、彼女の努力の積み重ねあっての必然とも言えるのではないでしょうか?
元から凄かった
しかし、「君の名は。」はあくまでもきっかけであって、それ以前から女優として様々な活躍を見せていました。
上記で紹介してきたように、デビューして間もない段階でとんとん拍子に主演を勝ち取り、尚且つ賞まで頂いていたのですから。
かの周防正行をして「平成のオードリー・ヘップバーン」と言わしめる程のポテンシャルを発揮しています。
女優業においては『君の名は。』以前から数々の大ヒットを記録して実績をきちんと残しており、順風満帆だったのです。
だから、『君の名は。』は確かに作品共々大きなきっかけでありましたが、かといってそれだけが特別というわけでもないでしょう。
あくまでも『君の名は。』以前のキャリアを順調に積み重ねた上であの大ヒットがあった…。
神がかりの大逆転劇や出世など現実にはそうそうありません。
上白石萌音の歌声は?
さて、彼女が「ミュージックステーション」で披露した「なんでもないや」の歌声は、どのようなものだったのでしょうか?
このように、彼女の歌声で感動したとか、透明感があってキレイな声、という高評価が多く見受けられます。
女優活動をメインに行ってきた彼女ですから、大勢の前に立って生歌を披露するなんて機会はなかったはずですよね。
「ミュージックステーション」は生放送ですし、映画「君の名は。」の挿入歌ということでファンの思い入れも強い曲でしょう。
彼女が背負っていたプレッシャーは相当なものだと思いますが、それを感じさせないほどに自然で、伸びやかな歌声ですね。
上白石萌音の歌声の特徴はなんといっても低~中音域のファルセットによって奏でられる色声にあります。
透き通るような声が特徴的な彼女の歌声ですが、それはミュージカルなどの舞台で後天的に習得したものでしょう。
彼女の歌声自体は女性歌手としてはかなり低めの方で、どこか男性のような力強さや太さを感じさせます。
また歌い方を見ると分かりますが、楽しく爽やかに歌うよりは寧ろどこか苦しく絞り出すように歌うのです。
元々が女優業からスタートしているので、歌い方もやはりどこか演技めいていて、完全に自身の世界観を作り込んでいます。
ついにアーティストデビュー
声優が歌ったという次元を超えた、透明感のある美声で話題をさらった上白石萌音。
彼女はこれまでにも歌手活動を行ってきましたが、「ミュージックステーション」に出演した10月14日より前の、10月5日に、カバーミニアルバム「chouchou」でデビューを果たしています。