King Gnu【It's a small world】歌詞を解説！独特の“小さな世界”にハマろう！

せっかくのロマンチックな歌詞なので、話を男女の愛に戻しましょう。

オマージュ作品と考えられる映画では、ほとんど冴えない男性が主人公になっていました。

そして「It's a small world」の主人公も、イケてるステップを刻めない冴えない男性です。

女性に告白するのは大変かもしれません。しかし夜なら2人だけの「小さな世界」に浸れます。

勇気を出して「小さな世界」に飛び込もう！というわけですね。

なぜなら「君の世界」に生きられることは奇跡なのだから……。愛が輝きます。ロマンチック！

このまま想いが届けばハッピーエンド。僕と君、2人だけの「小さな世界」で生きましょう。

しかし、素直に終わらせてくれないのがキングヌーの醍醐味です。

静寂とともに、始まってもいない恋は破局。え～～～！切ない……センチメンタルがすぎます。

悲劇は喜劇……という結末でした。

しかし転んでもただでは起きない。この楽曲の主人公はそんな性格です。

MVでは失恋してしまった主人公ですが、歌詞を見てみるとまだ完全には諦めていないように感じられませんか？

つまりまだ、君と同じ気持ちになる未来を欲しているということ。

いまからだって両想いになれるかもしれない。心の奥底には同じ気持ちがあるかもしれない。

そんな淡い期待がこの歌詞のような気持ちを抱かせるのです。

さらにこのフレーズは2回繰り返されますから、それほどまでに君を好きでいるのだと捉えることもできそうですね。

シュールでブラックなところまで含めてキングヌーらしい素敵な世界……ということになります。

このまま……子供のように戯れ合ったまま、世界を回してくださいませ！キングヌー！

大人にならないキングヌーだけでいいです。このまま生きましょう♪

もし近未来、タイムトラベルやワームホールが現実になったら、同じ世界では生きられません。

キングヌーの世界に生きられる素敵な現実に感謝！

個々が超越したスキルを持つテクニカルなアーティト…。

誰にも真似できないようなセンスを持ったアーティスト…。

世の中には数多くのアーティストが存在します。

キングヌーもそんな素晴らしいアーティストですが、ここでは自分たちのことをイケてないと表現しているのです。

イケてない僕らだけど、ついてきてくれたら心の底から楽しませてみせよう。

キングヌーがファン1人1人の持つ世界＝心に寄り添うことができたら…。

君の世界で生きたいと願う僕は、多くの人を音で魅了したいと願うキングヌーのことだったのかもしれません。

1つの楽曲から複数の解釈ができる。そんな素敵な楽曲をご紹介しました。

「It's a small world」でキングヌーを知った！という人もいるでしょう。

もし他の曲をまだ聴いていなかったら、とっつきやすい「Prayer X」がおすすめです。

いつヌー沼にハマっても間に合います。こちらで歌詞を解釈した記事をチェックしましょう♪