【花＊花/さよなら大好きな人】名曲の歌詞を考察！！好きなのに離れてしまった背景には何が見える？

2012年にリリースされたアルバム「おるたな」に収録されました。

草野さんの声は「α(アルファ)波か！」ってくらいの威力がありますね。

穏やかなのに意志を貫く強さがあり、前を向こうとしている主人公の気持ちが心に沁みてきます。

女性心理の曲として映りがちですが、男性が歌うのもいいなと思いました。

「おるたな」はシングルのカップリング曲やカバー曲など、アルバム未収録曲が集められた贅沢な1枚です。

2016年にリリースされたカバーソングアルバム「Heart Song Tears」。

このアルバムは「泣ける曲」がテーマとされています。

失礼ながら、これほど歌声と見た目にギャップがある方もそうそういませんね。

この体格からあの透明な声がよく出るものだと感心せずにはいられません。

他には「ひまわりの約束(秦基博)」「言葉にできない(小田和正)」などが収録されています。

悲しい涙だけじゃなく、心が温まって思わず出る涙……。そんな様々な意味で「泣ける」アルバムです。

クリスさんは2018年4月のコンサートをもって活動を休止しました。再始動の日が待たれます。

2017年に放送されたアニメ「政宗くんのリベンジ」の挿入歌として採用されました。

歌ったのは主人公・政宗に会いたくて転校してくる藤ノ宮 寧子(ふじのみや ねこ)役の声優・三森すずこさん。

キャラクターがカラオケに行くという回で寧子ちゃんが「今の私にぴったりな失恋ソング」と言っています。

寧子ちゃん、政宗にフラれちゃいましたもんね。切ない……。

三森さんは「ラブライブ！」のユニット「μ's(ミューズ)」として紅白歌合戦にも出場しました。

澄んだ声がこの曲によく合いますね。

この曲は失恋ソングとしても人気を集めています。

大好きな人との別れの歌という解釈をすると、優しい別れの歌にも聴こえます。

失恋ソングとして歌詞を読み解くと、女性の心の声を代弁しているかのようです。

彼と過ごした日々を思い、帰らぬ日々を愛おしく思い出している姿。

彼との思い出を捨てたいのに捨てることが出来ない、そんな自分をみじめに感じています。

おそらく心が離れたのは彼の方でしょう。

だからこそ全て忘れるべきなのに、忘れることが出来ない自分が弱い女に見えるのです。

それでも別れの日は、笑顔でさよならをいうと決め必死に涙を止めている姿が浮かびます。

この曲をどう捉えるかは、曲を聴く人によって違うのではないでしょうか。

音楽は様々な捉え方があっていいものです。

別れの歌ではありますが、彼女は「大好き」という気持ちをたくさん言葉にしていました。

素直な言葉を歌に出来る彼女は、きっと幸せな人生を送ってきたのだと思います。

この曲は、優しい気持ちで別れを受け入れることが出来る曲なのではないでしょうか。

所属事務所の業務終了に伴い2003年に活動休止となった「花＊花」。

ですが2009年に再結成し、現在も関西を中心に活躍しています。

こじまさんはギタリスト・菱沼幹太さんとご結婚され、1児の母。

子育てをしながらボイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいます。

おのさんは「花＊花Style(BAN-BANラジオ)」という番組のラジオパーソナリティを務めています。

2017年にはアルバム「フォープレイ」をリリース。

17年振りに「さよなら大好きな人」を再録音したそうです。

地元の関西でご自身の生活を大事にしながら歌手活動を続けているのは理想的ですね。

最後に、この曲と同じような境遇の、亡くなってしまった人を思って歌われた2曲を紹介させてください。

この曲と同じく亡くなったおじいちゃんを思い歌われました。

明るい曲調がボーカル・松本さんのやるせなさを増長し涙が出てしまう1曲です。

国民的アイドル・嵐の二宮さんが作詞作曲したソロ曲。

大切な人を亡くした男の気持ちを描いた歌詞に迫っています。