That's Right
目を開けたその瞬間
始まるよ Brand New Story
その足が踏み出す一歩で
君の道を拓いていこう
約束の場所に行くために

笑顔の数よりずっと涙が多い時があるんだ
でもね、悲しみはいつか乾いてゆくもの

出典: Brand New Story/作詞:和田昌哉 作曲:FAST LANE・ERIK LIDBOM

運命に向き合うことができずに落ち込んでいた主人公達でしたが、やっと覚醒したようです。

これまでとは全く違う、「真新しい物語」を自分で描いていこう!とここでは「僕」が「君」に呼びかけています。

彼らには共に目指していた「目標」または「夢」があったようですね。

そこを目指して、再び険しい道を歩んでいくことを宣言しています。

そして、「人生は楽しいことよりも辛いことが多いけれど、前を向いて行こう」と呼びかけているのです。

「時間薬」という言葉がある通り、悲しみを癒すのに有効なのは「時間経過」。

もちろん、どうしても癒すことのできない悲しみもあることでしょう。

深刻な心の傷ではなく「誰もが遭遇する可能性のある悲しみ」のことをここでは歌っているのだと思います。

今は「立ち直れない」と思っていても、時間が経つと悲しみは癒えていくだろう…

そういった励ましの気持ちが伝わります。

時が過ぎても

今を大事に

同じ波は二度とやって来ることはないから
今ここにいることを
噛みしめて向き合ってゆこう

That's Right
君が思い描くより
輝いてる Brand New Story
そして季節がめぐるたび
増えてゆく思い出を
いつも胸に抱きながら

出典: Brand New Story/作詞:和田昌哉 作曲:FAST LANE・ERIK LIDBOM

「きみと、波にのれたら」を意識した「波」というワードが登場。

サーフィンをする時の心構えは人生でも通用するということでしょうか。

人生山あり谷あり…そして同じチャンスは二度とめぐって来ないかもしれない。

だから、しっかりと「今」を生きるという事は大事だと言っているのです。

新しいことを始める時、ついつい悪い未来を想像してしまう人もいるでしょう。

でも、実際に始めてみると、そんなに悪くなかったりする。

むしろ、上手くいって拍子抜け…

なんてこともありますよ。

ここでは、前へ進むことを恐れる人たちの背中を押す言葉が並びます。

きっとかけがえのない経験ができるから、思い出を大事にしつつ新しい扉を開こう。

そうエールを送っているのだと思います。

僕らの中に残っていく

過ぎ去った日々の想いは決して消えない
輝き続ける僕らの中で
ずっと...

だからもう前だけを向いて
少しだけ勇気を持って

出典: Brand New Story/作詞:和田昌哉 作曲:FAST LANE・ERIK LIDBOM

前へ進むということは、決して思い出をないがしろにするものではありません。

これまでの「僕」と「君」の思い出が無くなってしまうというわけではないのです。

むしろ、かけがえのない経験として心の中に生き続けるでしょう。

後半の歌詞ではそれを踏まえて、「真新しい物語」を始めようと呼びかけています。

それには自分が前へ踏み出す勇気をちょっとだけ発揮すればいいんだ。

怖がらずに前へ進もうと改めて促す内容です。

自分の道を拓いていこう

That's Right
目を開けたその瞬間
始まるよ Brand New Story
その足が踏み出す一歩で
君の道を拓いていこう
約束の場所に行くために

My Brand New Story

出典: Brand New Story/作詞:和田昌哉 作曲:FAST LANE・ERIK LIDBOM

最後は同じ内容のサビが続きます。

たとえ、相手と悲しい別れを迎えてしまったとしても、二人で語った「夢」は消えることがない。

そんな風に言いたいのかもしれません。

それを自分の心の支えとして、新たな道を歩んでいこう…

そんな映画本編の内容をイメージして作詞されたことが分かる内容でした。

港と悲しい別れを迎えてしまったひな子の心境と、それを励ますような歌詞にも受け取ることができそうです。

また、これを歌っている一人が港の声を務めた片寄さんというのも、説得力が増すところなのではないでしょうか。

是非、映画を観終わった後に聴いてみてください。

最後に

悲しい出来事を乗り越えて、前へ進もうと歌う曲

GENERATIONS【Brand New Story】歌詞の意味を解釈!「約束の場所」ってどこ?の画像

『Brand New Story』は悲しい出来事を乗り越えて、前へ進もうと歌った前向きな曲でした。

「約束の場所」はいつか二人で語り合った「目標」や「夢」のことなのではないでしょう。

映画本編とリンクしたような内容も魅力的な楽曲です。