キミの輝き 甘い囁き 僕のため息はつきたりないほど
空の明かり 眩しい光 宝石箱みたい
ちりばめた twinkle snow
銀色の powdery snow
包み込む twinkle snow
ラララララララ
出典: Twinkle Snow Powdery Snow/ 作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
「僕」が主人公で、「キミ」が相手のようですね。
キミはふと考えてはため息が出るほど僕の目にはキラキラと輝いていて、とても魅力的な存在。
そんなキミのことを考えて歩いていたら空から美しい雪が降ってきた。
キラキラ(twinkle)で、サラサラ(powdery)とした雪の描写から、主人公は幸せを感じているということが伝わってきます。
落ち込んでいたらきっと雪が「冷たい」と感じて、「包み込む」という暖かい表現は出てこないでしょうから。
雪がサラサラと降ってくる様子を見て“宝石箱みたい”と思えるほど、幸せな状態に主人公はあるのだと思います。
雪の降る中一人でキミを想ってる…と思いきや
ラララララ 冷えた両手に ラララララ ホットココアを
ラララララ 雪の降る夜は ラララララ キミのはにかんだ
ラララララ 顔を見つめて ラララララ 色々想うよ
ラララララ すこしいじわるした
出典: Twinkle Snow Powdery Snow/ 作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
おっと、「僕」は「キミ」と一緒にいるようですね。
ホットココアを両手で持っているのはキミでしょうか。
降る雪がキラキラと輝いて見えたのはそのせいみたいですね。
僕はそばではにかむキミを見つめて過去の出来事を思い返しているようです。
ゆっくりゆっくり溶けていったらいいね
あの日の思い出 もう離さないで
やっと縮められた キミとの距離は
まだ元通り じゃないしスローリー
心の氷 溶かせたらいいね
出典: Twinkle Snow Powdery Snow/ 作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
二人には昔付き合っていて別れてしまった過去があるようです。
そして最近よりを戻して、もう一度やり直し始めた。
頑張って頑張ってキミとよりを戻せたけれど、まだ昔のような深い関係には戻れていない。
「二人の距離はゆっくりとしか縮まらないけれど、いつか昔みたいに幸せに暮らせたらいいな。」
雪の降る中、僕は過去の日々と今の二人を重ねてそう思ったのでしょう。
どちらの想いだとしても納得できる
あるいは、このパートは僕がキミに向けたものではなく、キミが僕へ歌っているようにも聞こえますね。
よりを戻したかったのはキミの方で、頑張って僕とまた付き合うことができた。
ゆっくりでいいから昔みたいに戻れたらいいね。
間違ってももう手を離すなんてことはしないでほしい。
キミが僕にそう歌っているようにも聞こえます。
きっと幸せに暮らせることでしょう
僕がキミに歌っているのか、それともキミが僕に歌っているのか。
はたまた、お互いがお互いにそういう想いを抱いているのか。
残念ながらハッキリとはわかりません。
ですが、どちらにしてもこんな温かな想いを持って一緒に過ごせる二人ですから、きっと今度は大丈夫でしょう。
指が震えたのはどっち?
願いを叶えて 想いを伝えて
指が震えた キューティーガール
ラララ twinkle snow powdery snow
出典: Twinkle Snow Powdery Snow/ 作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
この部分も、僕とキミのどちらにも当てはまりそうな歌詞です。
指が震えたのはキューティーガールを目の前にした僕なのか、はたまたキューティーガールであるキミ自身なのか。
TSPSの歌詞にはそのように、リスナー側の受け取り方でストーリーが変わってくる部分が多くあるように感じます。
リスナーが想像できるようあえて余地を残しているような印象です。
そういった部分もこの曲の魅力の一つなのでしょう。
TSPSの持つキラキラとした不思議な雰囲気はそうした部分からも生まれているのかもしれません。
あくまで私個人の解釈ですので…悪しからず
以上、TSPSの歌詞について自分なりに考えてみました。
もちろん捉え方によって他にも様々な解釈があると思います。
また、作詞者である中田ヤスタカさんの意図はまた全然違うかもしれません。
あくまで、私個人の解釈としてお楽しみいただければ幸いです。
Perfumeの曲はサウンドが特に素晴らしいので、歌詞にあまり注目したことがない方も多いと思います。
改めてお気に入りの曲を聴きながら歌詞について考えてみるとまた新しい楽しみ方ができそうです。