RATS＆STAR「め組のひと」歌詞の意味を解釈！なぜ『め組』？粋でいなせな美女にビーチが釘付け♪

シャネルズからRATS＆STARへ。

「め組のひと」はグループ名を変更しスタートした1枚目のシングルとして発表されました。

グループ名を変更した理由についてはいろいろな説があります。

その理由はさておき、心機一転の再スタートに選ばれたこの曲。

シャネルズ時代とはカラーが違い、ダンスミュージックでノリが良くウキウキしてしまいます。

タイトルになった「め組」とは何をさしているのでしょうか。

歌詞全体の雰囲気からは目元の印象、目力の強い人という意味がひとつありそうです。

この曲は化粧品のコマーシャルソングとして使用されていました。

そのことからも魅力的な「目」を表しているのではないでしょうか。

そしてもうひとつ。

「粋な事件」

「いなせだね」

などのフレーズから、時代劇などに登場する火消「め組」を連想します。

火事が頻発した江戸時代、町火消のグループが作られていました。

火消グループは「いろは」48文字をつかった名前がそれぞれに付けられています。

め組はその中の一つで、非常に大きなグループだったようです。

また、め組の構成員の中には劇化された人物などもあり火消の中でも特に有名なグループ。

江戸時代に火消といえば「粋な男性」の代表格。

タイトルの「め組」は、これらの意味が掛け合わされているのではないでしょうか。

「め組のひと」の舞台は夏のようです。

情熱的で恋が生まれる予感の夏。

め組のひとの周囲ではどんな物語が生まれるのでしょうか。

時代劇などに出てくる「いなせ」とはどういう意味でしょうか。

威勢が良く粋で男らしい人のことを指す褒め言葉です。

この歌の中では女性に対して使われているようですので、気風の良い女性でしょうか。

「粋」は「いき」「すい」と読みますがこちらも最近では使われることが少なくなりました。

その人となりが「あか抜けている」という意味です。

また、遊び上手な人のことをいったりもします。

この歌の出だしで使われる「いなせ」という雰囲気はどんなものでしょうか。

遊び上手な女性が浜辺に降り立ち、さっそく恋のお相手を探している。

そんな幕開けの様子が描かれているようです。

出だしのフレーズから、浜辺に遊び上手なあか抜けた女性が舞い降りたことがわかります。

彼女がその場に来たとたん、雰囲気がさっと明るくなり男性たちは色めきました。

そんな女性の登場を連想します。

「この夏はどんな人とどんな恋をしようかな。」

女性の心の声が聞こえてきそうです。

流し目をさらりと受けると吸い寄せられてしまう。

浜辺のあちこちで、アイコンタクトが交わされ恋の駆け引きがスタートです。

突然ビーチに舞い降りた女神によって、夏の日は騒然となります。

さて、どんな物語がビーチで始まろうとしているのでしょうか。