孤高のギタリストMIYAVI

2017年、デビュー15周年を迎えたMIYAVI

ギタースラップ奏法を武器に、世界を股にかけて活躍するMIYAVI2018年3月現在もワールドツアーを展開しています。

独自のサウンドは世界的に高い評価を受けていて、アンジェリーナ・ジョリーもMIYAVIのファンだというのは有名な話ですよね。

MIYAVIのスラップ奏法が広く認知されるようになったのは2010年リリースのアルバム「What's My Name?」がきっかけでした。

が、デビューはそれよりも前、2002年の話。「雅楽-gagaku」というアルバムでデビューしています。

今や唯一無二のプレゼンスを築き上げたMIYAVIは2017年でデビュー15周年を迎え、これを記念して敢行した15本のライブも大人気のうちに終了。

2017年11月にはゲストを迎えた対戦型のアルバム「SAMURAI SESSIONSVol.2」をリリースしています。

SAMURAI SESSIONS

Ahead Of The Light(MIYAVI)には強いメッセージがある!?歌詞を和訳して紹介!の画像

「SAMURAI SESSIONS Vol.1」は2012年にリリース。

この時もバラエティに富んだアーティストとのコラボレーションで話題を呼びました。

デビューから15年を迎えた最新型のMIYAVIが対戦相手に迎えたのはこの10組。

自身が「日本で一番アツい」と感じるアーティストを迎えたこのアルバム。なんて豪華なタイアップ…!

MIYAVIの最先端の音楽、必聴です。

Ahead Of The Light

MV

「Ahead Of The Light」は2013年にリリースされた楽曲です。

デコトラ、ガラの悪そうな兄さん、姉さんが多数登場する、ワルっぽいテイストに仕上がったMVも見物!

「Ahead Of The Light」の歌詞に迫る!

さて、それでは「Ahead Of The Light」の歌詞世界を掘り下げていきましょう!

和訳部分、並びに解釈については筆者によるものですので、あくまでも「これが正解」とかはありません。

ご承知おきくださいませ。

追いかけても、追いつけない背中

No mercy
Crushing depression
Chasing your shadow
Sight in ruins

Like lost soldiers
I keep on running
Sweat of iron
Your scent lingers

出典: Ahead Of The Light/作詞:MIYAVI 作曲:MIYAVI

「慈悲なんてない/潰れてしまうほどの憂鬱/君の影を追ってる/荒廃した景色の中」

「さながら迷子の兵隊だ/僕は走り続けてる/汗は鉄のよう/君の香りが消えない」

誰かをずっと追いかけているようです。それもかなり長い間。

身も心もズタボロ。心も潰れそう、流れる汗も鉄のように冷ややかに感じるほどです。

そうまでして追いかけている相手は誰なんでしょう?

Run
In my head
Ringing of an evil calling
From self-darkness
Temptation to the madness
He'll pull , grab on my back to lead me to surrender
On a one-way road closer
Never turn back

出典: Ahead Of The Light/作詞:MIYAVI 作曲:MIYAVI

「走れ/頭の中で/不吉な電話が鳴ってる/己の闇の中から/狂気に至る誘惑」

「俺の背中をつかんで諦めへと誘う/この道は一方通行/振り返ってはいけない」

ずっと追いかけているのに追いつけない…目標がなかなか達成できずにいると、なおさら心が折れそうになりますよね。

”諦めちゃおうかな…”なんていう誘惑が自分の中から湧き上がってきたりすることもあるでしょう。

でも諦めてしまっては、今までずっと追いかけてきた時間や努力が、全てムダになってしまいます。

だから”振り返ってはいけない”。今まで走り続けてきた、積み重ねた自分の過去が心を支えてくれることって、あるんじゃないでしょうか。

Get ahead of the light
Pass the supersonic everything's gone behind me
Go beyond the limit , space and time round and round
Ain't no stoppin' till I catch you over the light

出典: Ahead Of The Light/作詞:MIYAVI 作曲:MIYAVI