ドロドロの不倫の歌詞・・・。
なぜ自分ばっかり 損してるんだろう
ナマズは言ったよ 泥沼で
ほんとうはあっちの キレイな川の
メダカだったの 昔はね
出典: マディウォーター/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
人の不倫を見て「損しているんだろう」と感じていますね。ヤバイ感情です。人のことを羨ましがって幸せには絶対になれません。
「ナマズ」と「メダカ」が出てきますね。これは比喩です。
「ナマズ」=「不倫にハマった人」
「メダカ」=「不倫する前」
「ドロドロの泥水」=「不倫」に入ってしまった「ナマズ」。もう元のキレイな水には戻れません。
魚を例えに使って歌詞を分かりやすくして、しかもちょっとユーモラスかつ皮肉的なニュアンスが出ていますね。
触って 寂しいとこ
探って 嬉しいとこ
すれ違う心 熟れていく体
溺れてく嘘
楽しいのはいつも最初だけ
出典: マディウォーター/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
このパートは「不倫カップル2人の情事」の描写ですね。バレないように隠れて肉体を探り合い快楽を求める2人が鮮やかに思い浮かびます。
お互いに寂しさを慰め合っていますね。発覚しないように家族や友人などの周りに嘘を重ねていく様子が「溺れていく嘘」という言葉で表現されています。
「楽しいのはいつも最初だけ」というフレーズで段々と苦しくなっていく状況がよくわかります。徐々に不倫がバレていく様子でしょうね。
「最初は天国。終わりは地獄。」の不倫の泥沼がよく分かります。
あぁ ここはマディウォーター
あっちの水はなんかもっと甘そう あぁ
ここはマディウォーター
先の見えない濁り水の中 あぁ
出典: マディウォーター/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
そう、不倫は「マディウォーター」。人を羨んでつい出来心で始めてしまった不倫は取り返しの付かない泥沼。先はまったく見えません。
ドロドロの中で、もがくしかない苦しい毎日。誰かに助けてほしいと思っているのでしょうね。
なぜ自分ばっかり 損してるんだろう
悪いのは誰? ここは何処?
出典: マディウォーター/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
他人の不倫を羨んで踏み込んでしまった背徳の世界。そもそも自分が損をしていると思ってしまったのが始まります。全部自分の意志で選んだのです。
「悪いのは自分」ですが、それを認めたくないのも「自分」。誰かのせいにしないと気持ちは収まりません。しかし、誰かのせいにしても何も解決はしませんよね。
誰かを悪者にして自分の責任から逃れようと思い始めているかもしれません。「不倫相手のせいにすれば自分は責められないかも?」なんて都合のよい考えが頭をよぎります。
触って この果実に 探って
溢れるとこ 流れ流されて
たどり着いたのは虚しさの朝
楽しいのはいつも最初だけ
出典: マディウォーター/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
楽しかったのも最初だけ。朝になると虚しさだけが残っています。「不倫なんてしなければよかった…」なんて思っても後の祭り。
2人の破滅は近づいています。さて、これからどうして行くのでしょうか?
あぁ ここはマディウォーター…
息も出来ない濁り水の中 あぁ
どこもマディウォーター
楽しいのはいつも最初だけ あぁ…
出典: マディウォーター/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
ますます、足元は泥沼にハマっていきます。もがけば、もがくほど深みにハマる不倫。不倫経験者には痛いほど理解できる歌詞ではないでしょうか。
この後、2人はどうなったのでしょうか?様々な結末を想像できます。
不倫をするなら覚悟が必要というのがよくわかりましたね。
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