それでは、結婚式に使われることも多いという歌詞を見ていきましょう。
ノスタルジックなメロディにも注目です。
出典: Remember me/作詞:Shigeru Kishida 作曲:Shigeru Kishida
この楽曲、くるりのリーダー岸田さんが、自身の父を思って作った楽曲だそうです。
きっとこの曲は、岸田さんのノスタルジーにあふれた1曲に仕上がっているのでしょう。
お父様は、毎朝リビングで新聞を読んでは眉間に皺をよせていたひとだったのかもしれません。
ママになってみたいな 何処か遠くへと 行くのかい Do you remember me
いつか教えてよ あの時の涙のわけを 笑顔の思い出を
出典: Remember me/作詞:Shigeru Kishida 作曲:Shigeru Kishida
ここちょっと意味がつながらないなあと思ったのですが、恋人と思い出話をしている場面なのかな、なんて妄想しました。
「わたしいつかママになってみたい」なんて彼女が呟いたのかなあと思います。
そして結局その彼女とは別れてしまったのかな、なんて。
だからこそ「いつか教えてよ」なのかな、なんて。妄想ですけどね。
さらば夕暮れ時の駅前の 豆腐屋のおじさん 待ってよ 今日は特別な味噌汁だよ
大きくなったな 夢はなんだろうな 覚えていたんだね 時は流れても
変わらないや 変わらないや
出典: Remember me/作詞:Shigeru Kishida 作曲:Shigeru Kishida
そして父が死んで、昔を思い出すことが増えたのでしょう。
夕方に帰りがけの大人たちに声をかける駅前の豆腐屋さんのこと、父と将来の夢の話をしたこと。
あの頃から自分は、何も変わっていないと思い返したのかもしれません。
すべては始まり 終わる頃には 気付いてよ 気付いたら
産まれた場所から 歩き出せ 歩き出せ
遠く離れた場所であっても ほら 近くにいるような景色 どうか元気でいてくれよ
出典: Remember me/作詞:Shigeru Kishida 作曲:Shigeru Kishida
人生には誰のものにも起伏があり、必ず挫折もあるでしょう。
そんなとき、家族のもとや産まれた町に帰ること、家族の歴史を知ることはひとつの手掛かりになるかもしれません。
そんな思いが、この曲からはじんわりと聞こえてくるようです。
終わりに
いかがでしたか?
なんだか聴いているとじんわりと泣きたくなるようなノスタルジックな良曲ですよね。
個人的にくるりは、秋の澄んだ空気にいちばん似合うような気がします。
ぜひ歌詞を見ながら、聴きこんでみてください。
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