恋愛ソング量産バンドmoon drop『センチメンタルガール』をピックアップ!
甘酸っぱさ満点!恋愛を歌って歌って歌いまくるバンド、moon drop。
「キュンとしたいとき=moon drop」という方程式ができあがってしまうほどの胸キュンロックを多数生み出しています。
今回ご紹介する『センチメンタルガール』もまた彼らの真骨頂である恋愛ソングです。
センチメンタルの後はどうなる?!
テレキャスターのストロークから始まる『センチメンタルガール』。
センチメンタルとは名ばかりに疾走するサウンドがとても心地よいですね。
この疾走感を、一瞬で終わる青春や終わりのある恋愛と重ねてしまうと、途端にセンチメンタルになります。
センチメンタル「ガール」と名づけるからには女性視点なのでしょうか。
センチメンタルの先に待っているのは幸せなのか、それとも?!
『センチメンタルガール』の歌詞をじっくり読み解きましょう。
まるで友人観察日記
この曲の語り手は恋愛に絡む二人とは別の第三者です。
第三者から見た二人はどのように映るのでしょうか。
とりあえずは関係リセット
悪口垂れてたあいつらが どうもヨリを戻したようです
出典: センチメンタルガール/作詞:浜口飛雄也 作曲:浜口飛雄也
この歌詞から読み取れるのは、喧嘩別れした男女の様子です。
きっかけはどうあれ、どちらかが一方的に離れていくような静かな別れではなかったのでしょう。
別れた二人の言動を見ている周囲は「ああ、こりゃきっとあと2〜3日で元サヤだな」なんて予想します。
大方の予想通り、二人は再び「恋人同士」に戻りますが周囲は「あいつら大丈夫なのか?」と苦笑交じりに首を傾げるのでしょう。
喧嘩には喧嘩の原因があるのに、それは解決したのかどうか。
相手はきっと知らないであろう彼氏/彼女の素行の悪さはバレていないのか。
当人たちよりも多くの情報を握っているケースが多いのが第三者です。
全て水に流して 取れない汚れはほったらかしです
出典: センチメンタルガール/作詞:浜口飛雄也 作曲:浜口飛雄也
若かりし頃は「恋人がいる」ということがステータスです。特にイベントの季節に恋人がいると鼻が高い。
この二人が喧嘩別れをしたのが12月初めだと仮定しましょう。
もうすぐクリスマスがやってくるのに、今別れてしまって次の相手を探すのはなかなか難しいはずです。
となれば「とりあえず諸々目をつむって関係を修復する」という選択肢があるのではないでしょうか。
諸々目をつむっても、目を開けたら諸々が見えてしまいます。
しかし諸々を解決するためには時間も根性も次なる相手の候補も必要なのかもしれません。
ずっとこのままで居たいね あのことは墓場まで持ってくし
きっと大丈夫なんです 心配事はありますか?
出典: センチメンタルガール/作詞:浜口飛雄也 作曲:浜口飛雄也
無事元の鞘に戻った二人は、まるで初めて想いが通じたかのようなロマンチックな言葉を交わしているようです。
それを見聞きした周囲は唖然とすることでしょう。
そろそろ潮時だって言ってたのに?誰か紹介してって頼ったくせに?など解せない状況です。
計画していた合コンは人数が足りなくなるかもしれません。
二人の間の隠し事を熟知している第三者としては、これから起きるかもしれない修羅場を想像してしまいます。
しかし「言わなきゃバレない、平気平気」と本人が言うからには納得せざるを得ません。
地雷を埋めたのは君たち自身
あなたの求めた幸せってそれかい?
出典: センチメンタルガール/作詞:浜口飛雄也 作曲:浜口飛雄也