でも君とだから
乗り越えられたんだよ
出典: オヒアの木/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Kazuhito Kikuchi
あゆの子供は男児なので、小さな恋人なのではないでしょうか。
シングルマザーを選んだ彼女ですが、決して一人きりではありません。
不安なことも君(我が子)と一緒だから、頑張れました。
子供の為なら、どんな困難にでも向かっていくことでしょう。
そして乗り越えられる…。
母として、女性として最高の幸せを感じているようです。
オヒアとレフア
次のパートでは、親子の繋がりを感じさせてくれます。
彼女が我が子に向けた愛は「寄り添う」という選択だったようです。
親子だから
笑う時にね片方の目が
きゅっと閉じるとこがおんなじ
眠い時にはふくれっつらして
下唇つきだすのもおんなじなんだよ
出典: オヒアの木/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Kazuhito
関係者の話では、子供はあゆにとても良く似ているとのことです。
愛しい我が子の無意識の仕草が、自分と同じことに喜びを感じています。
同じ癖や仕草に、母子の繋がりを感じているのでしょう。
赤ちゃんは笑ったり、泣いたりすることしか出来ません。
しかし、そのわずかな感情すら愛おしく感じているのです。
君の名前
君は君の名をいつ知るんだろうか
それとももう知ってるかな
レフアがオヒアの木に寄り添うように
優しく強い花を咲かせたように
そんな想いを込めたんだよ
出典: オヒアの木/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Kazuhito Kikuchi
あゆの子供の名前は公表されておらず、男児とのみ明かされています。
親が子供につける名前には、強い愛が込められているものです。
子供が名前に込められた想いを知るのは、少し先のことになるのではないでしょうか。
しかし、込められた「愛」は、すでに感じているのかもしれません。
まだ話すことが出来ない我が子ですが、彼女は色々想像しているようです。
オヒアという強い木に、レフアという花が咲くように…。
強く優しい人間になって欲しい、と願いが込められたようです。
木と花が示すもの
歌詞に出てくるオヒアとはハワイ特有の植物です。
火山の噴火で、すべてが焼き尽くされた後に最初に芽吹くともいわれています。
その生命力の強さは偉大なものといえるでしょう。
そんな強い木ですが、レフアと呼ばれる優しく美しい花を咲かせるのです。
困難に打ち勝ち、強く生きて欲しいという想いがあったのではないでしょうか。
そして、母親である自分は寄りそいながら共にあるのです。
優しくも、母としての決意を感じます。
母としての決意
冷たい雪の降る日は
この胸で休まればいい
激しい夏の日には
どこまでも自由に駆け出せばいいと
そうやって見守っていくよ
ずっと
出典: オヒアの木/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Kazuhito Kikuchi
彼女は自分の子育てについても綴っています。
これから、成長して辛いことも沢山経験していくはずです。
ひとりでは、耐えられないことがあるかも知れません。
そんな時は、母が包んであげるから頑張らずにゆっくりして欲しい。
元気で頑張っている時は、遠慮しないで行けるところまでいいけばいいよ。
自由に羽ばたく我が子を見守る、と告げているのです。
母として、大きな器を持ったあゆの姿を感じることが出来るのではないでしょうか。
「守る」というのは、全てをやってあげることではありません。
見守ることは簡単そうで、なかなか難しいことです。
彼女はずっと、寄り添い見守るという決心をしたのでしょう。