主人公はわがままな女の子

曲名からも分かる通り曲中の主人公はわがままな女の子です。

ではそんな女の子が登場するわがまま 気のまま 愛のジョークの歌詞について深く考えていきましょう。

まずは主人公である女の子はどのような「わがままな女の子」なのか歌詞を見ながら少しずつ考えていきます。

大人になりきれない女の子の心境

全然意味無い社交トーク
上手になれそうもない
無愛想って言わないで
こんな性格(ヒト)なんだよ

出典: わがまま気のまま愛のジョーク/作詞:つんく 作曲:つんく

この歌詞から浮かぶ女の子はどんな子でしょうか。

思ってもいないことを言うなんて上手にできない、愛想の良い発言も上手くできない。

まだ子供の気持ちがあるから大人達の社交トークにはついていけない、子供と大人の狭間で私はまだ上手には生きていけない。

そんな女の子の心境が見えます。

 では更にもっと深読みしてみましょう。

年齢はいくつぐらいでしょうか。おそらくまだ大人になりきれてない年齢に見えます。

「女の子」ということも考えるとイメージできる年齢は15~20歳くらいでしょうか。

発売当時のメンバーはちょうどこれくらいの年齢の子が多かったです。

では年齢が予想できたうえで更に続きの歌詞を見てみましょう。

心の秘めている本当の私とは

HEY HEY 心に秘めたる
本当の私が
どんな事 企んでるか
解読出来るの?

出典: わがまま気のまま愛のジョーク/作詞:つんく 作曲:つんく

とても挑発的な歌詞でやはりまだどこか子供な一面をもっているように思えます。

またHEYHEYの部分から挑発的な感情、どうせ分からないでしょという気持ちも見えます。

 先ほど予想した年齢を考えてみると年相応の気持ちなのかもしれません。

そしてこの歌詞にでてくる「本当の私」が秘めていることは興味のない人間、他人に対する気持ちのことに思えます。

それが解読できるのか?とやはりどこか挑発的に問いかけています

 

分かったようなことを言わないで

HEY HEY ニキビが増えたって
ストレスなんかないよ
だいたいなんで私の事
決め込まないで

出典: わがまま気のまま愛のジョーク/作詞:つんく 作曲:つんく

こちらは先ほどの部分の2番の歌詞になります。

やはり想像通りの年齢の女の子が浮かぶのではないでしょうか。

余計なお世話はやめて、本当の私を知らないくせにという気持ちを感じます。

 まるで世の中の女子の気持ちが描かれているような歌詞です。

周りは分かったような気になっているかもしれないが実際に思っていることは違うんだ!という女の子の叫びが浮かびます。

なんて強気な女の子なんだと思う人もいるかもしれませんが15~20歳くらいの女の子はこれくらいが自然なのかもしれません。

 

強がりじゃない女の子の本音

ここまでで主人公であるわがままな女の子の性格がなんとなく浮かんできたかと思います。

ではこの曲の中で女の子は一体何を訴えているのでしょうか。

ここから紹介する部分はまるで世の中の女子の本音が伺える歌詞になっているように思えます。

ではさっそく歌詞を少しずつ深読みしていきましょう。

 

負けない!これが女の子の本心

負けない 負けない 負けたくないから
笑顔でごまかさない
うわべの愛情なんかは要らない
なんにも怖くはない

出典: わがまま気のまま愛のジョーク/作詞:つんく 作曲:つんく

こちらの歌詞は曲中でも得に印象的です。

女の子の感情が表にぐっと出ている部分だと思います。

負けないと連呼しているところは何かに逆らっているように見えます。

これは世の中の愛想や社交辞令に対する嫌味であったり自分は違う!という心の現れのように思えます。

年を重ねると周りに合わせることが自然になっていく人が多いかもしれません。

ですが女の子の本音はそうじゃない世の中の流れになんて負けない!と思っているように感じます。

笑顔でごまかさないという部分はまさに流れに逆らう感情の現れに見えます。

 またうわべの感情なんかはいらないという強気な発言も強がっているのではなく本心なのかもしれません。

逆に言えば本物の言葉や気持ちがほしいと願っているようにも見えます。

そのあとのなんにも怖くないという部分も本心なのではないでしょうか。

たとえば子供の頃は人の感情や嘘などが怖いなんて考えもしなかったという人もいらっしゃるかと思います。

それはおかしなことではなく年相応の考え方だと思いますし純粋とも言えます。

女の子はモーニング娘。?