ノれるレッチリの名曲!
誰もが知るアメリカのバンド「Red Hot Chili Peppers」。
「Around the World」はそんな彼らの7枚目アルバムに収録されています。
そのアルバム名は「Californication」。
解散寸前だったRed Hot Chili Peppersが完成させた伝説のアルバムです。
「Around the World」は豪快なベースラインが特徴的な、ノリのいい曲になっています。
ボーカルのアンソニーやベースのフリーのリズムのずらしも聴き応えがありますね。
今日はそんなAround the Worldの歌詞を和訳し、徹底解説していきます。
ロック好きもそうでない人も必見です!
世界を回って
恋仲の元へ
All around the world, we could make time
Rompin’ and a stompin’
‘Cause I’m in my prime
Born in the north and sworn to entertain ya
‘Cause I’m down for the state of Pennsylvania
出典: Around the World/作詞:Anthony Kiedis, Flea, Chad Smith, John Frusciante 作曲:Anthony Kiedis, Flea, Chad Smith, John Frusciante
“僕たちは世界中を回って「あんなことやこんなこと」をしてきたよ
暴れまわってやる
僕は今一番重要な時期なんだよ
北部で生まれて君を楽しませるって約束したからね
僕はペンシルベニア州の君のもとへ南下中さ”
エネルギッシュな歌詞です。
若者の血が激っているような、まさにそんな印象を受ける歌詞ですね。
歌詞にもあるように、Red Hot Chili Peppersは当時世界中を回っていました。
その中でメンバーの脱退や死亡など様々な困難があったのはご存知の通りだと思います。
Primeは「最重要な」という意味合いです。
30代の働き盛り、アーティストとして一番花が開く時期ということでしょうか。
そしてどうやら、ある女の子を追いかけているようです。
ツアー中に恋仲になったのかもしれませんね。
「For」は「〜のもとへ」という意味で、その女の子のもとへ駆けつけるという意味です。
世界の各地で
I try not to whine I must warn ya
‘Bout the girls from California
Alabama baby said “Hallelujah”
Good god girl I wish I knew ya
出典: Around the World/作詞:Anthony Kiedis, Flea, Chad Smith, John Frusciante 作曲:Anthony Kiedis, Flea, Chad Smith, John Frusciante
“愚痴をこぼしたいわけではないが、忠告しておく
カリフォルニアの女には気を付けろ
アラバマの女の子たちはハレルヤって言ってたな
とっても素敵な僕のかわい子ちゃん、君はどんな子なんだい?”
ここで言われているのは、世界各地の女の子の話です。
世界を回る中で、いろいろな女の子と出会ってきたようですね。
出会った、というより「遊んだ」という方が正しいかもしれません。
カリフォルニア州の女の子は尻軽ばかりで遊ぶとろくなことにならない。
アラバマ州の女の子は清純なキリスト教徒が多かった。
さて、次に会う君はどんな子なのかな?
といった感じです。
どこも素晴らしい!
I know I know for sure
That life is beautiful around the world
I know I know it’s you
You say “Hello” and then I say “I do”
出典: Around the World/作詞:Anthony Kiedis, Flea, Chad Smith, John Frusciante 作曲:Anthony Kiedis, Flea, Chad Smith, John Frusciante
“わかったよ、本当にわかったんだ
人生ってのは世界のどこにいたって美しい
もちろん君のことさ
君が「ハロー」っていうなら僕は「アイドゥー」だよ”
「アイドゥー」はフランス語の「アデュー」を英語で似せて言ったものと思われます。
さて、この曲の一番重要な部分ともいえる歌詞を解説していきます。
この曲は世界各地の女の子遊びをただ綴った曲ではありません。
どこにいたって幸せだと、そういう希望を歌った曲なのです。
カリフォルニアで失敗したりしたけれど、どこの女の子も結局可愛い。
幸せは、自分がどこにいるかなんて関係ないのだと、そういっています。
確かに、幸せを掴むためには、少しチャラ男になる必要があるかもしれません。
そして、「みんなみんな可愛い」という感受性の豊かさが必要なのかもしれませんね。
女の子と合流
幸せなひと時
Come back baby ‘cause I’d like to say
I’ve been around the world back from bombay
Fox hole love pie in your face
Living in and out of a big fat suitcase
出典: Around the World/作詞:Anthony Kiedis, Flea, Chad Smith, John Frusciante 作曲:Anthony Kiedis, Flea, Chad Smith, John Frusciante
“君と話したかったから戻ってきたぞ
世界中を回って、ボンベイから戻ってきたよ
お尻で気持ち良くなって顔にフィニッシュするよ
もう大きなスーツケース生活はバイバイだ”
どうやらお目当ての女の子と会えたようです。
君に会いたかったと、いい男の台詞を口にしています。
きっと世界各地の女の子に言ってきた台詞でしょう。
大きなスーツケース生活が終わるとは、ツアーが終わったということです。
大きなスーツケースを片手に世界中を回ってライブをする生活が終わり、ひと段落。
会いたかった女の子と夢のようなひと時を過ごす、という歌詞です。